日本での公開名は「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」だそうです。
お正月の旅行中、飛行機で見ました。
どこかに感想書いたと思ったのだけど、見つからない。
主演は、「サー」イアン・マッケラン。
他に、われらが国際スター真田広之氏。
そしてローラ・リニー(私の中では「ラブアクチュアリー」のなかなか告白できない女性役の印象強し)
夏に早川書房さんのイベントで日暮雅通さんのトークショーへ行ったとき、「イアン・マッケランのが・・」とよく話題に上っていたのでしたが、その時は何のことだかさっぱりわかりませんでした。
機内誌をぺら~っとめくってて、この映画のことか!と思い至りました。
映画はこれから日本公開されるので、多くは語りますまい。
でもちょっとだけ。
内容にあまり関係の無いことだけ。
ホームズ映画の中では、とってもとっても静かな映画です。
サセックスで養蜂生活を送る晩年のホームズ。
静かな日常。
イメージ通りのイングランド。
それから、日本が出てきます。
真田広之さんのパート。
なぜ日本が出てくるのか不思議ですし(あまり必然性がない)、描かれ方もなんだか妙な日本ですが、そこは大目に見ましょうか。いつものことですしね。
BBCのSHERLOCKでも1-2で日本と中国がごっちゃになってる、神秘の東洋が登場しましたけど、日本でも中国でも韓国でもベトナムでもない「エキゾチック東洋」っていう国があるんでしょうね。西洋映画制作陣の頭の中には。
真田広之は、私のイメージではいつまでもさわやかJACアクションスターですが、最近は何かくせのある悪だくみ系キャラが似合うようになってますね。
関係ないけど、この方私と同じ誕生日なのです。それもあるので勝手に応援していますよ。
この映画はホームズ映画でもあるけれど、大きなテーマは「老い」ですね。
老いについて、まだ私はリアルに考えられないけれど、自分の大好きな「シャーロック・ホームズ」が迎えた「老い」を通すことで、けっこうじーんと胸にしみました。
日本パートがアレですけど、日本じゃない別の国だと思えば、全体的にいい映画だと思います。
皆さんごらんくださいませ。
2016.3.1追記
昨年夏のアメリカ公開時のシアトルの日語メディアに載ったもの。
7月17日公開 『Mr. Holmes(邦題:ミスター・ホームズ)』 真田広之さんインタビュー
この記事によると、真田さんは日本文化が正しく映画になるように、現場でかなりダメ出ししているとのこと。頭が下がります。それをもってしてもあんなだったか‥という思いもあるけど。