キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

見田村千晴ライブ

2016年02月09日 |   └─POPS日本
昨年名古屋日帰りで見てきた見田村千晴ライブ。
東京でワンマンライブが開催とのことで行ってきました。
先週の金曜日のこと。
会場は渋谷のLOOP Annexというライブハウス。


行ってみたら何とほとんど立ち見だった。
でも私はナントカ長椅子に座るスペースを確保。


今回のライブは歌手が会場の真ん中に立ち、360度を観客が囲むというスタイル。
私がいた場所は本来ならステージになる部分で一段高くなっており、腰掛けていても歌手の足元までしっかり見える位置でした。
クラシックのホールでステージの後ろにも席があったりしますが、あんな感じですね。

立ち見ということもあり、かなりの人数が入ってました。
名古屋の時は全部椅子だったから満席でも絶対数が少なかった。

360度の客席は、対面のお客さんの顔も見ることができるんですよ。
それがとても新鮮でした。普通は後ろ姿しか見えませんからね。


さて、見田村千晴という人はアラサーくらいの女性です。
シンガーソングライターで、最近は一人でアコースティックギターを弾きながら歌うスタイルのようです。
詳しいことはわかりませんが、今やってるツアーはその形態。

このくらいの女性アーチストだと、若い女性ファンが多いのかな?などと、勝手な先入観を持っていましたが、さにあらず。会場はオトナの男性(おじさんたち)で埋め尽くされていました!一番ボリュームあるの50代男性じゃなかろうか??
面白いな~。
彼女は自分で歌詞を書くので、その歌詞は女性視点のものが多いと思うのだけど、なぜかおぢさんたちの心をとらえるんでしょう。私自身あまり女っぽくないかもしれないから、いいと思うのかもしれませんね(笑)。

今回の客席の配置はオーディエンスの表情が見えるので、その観察もとても楽しかった。
みんな思い思いのスタイルで曲を楽しんでいる。
真剣にアーチストを凝視している人もいれば、にこにこ微笑んでみてる人もいる。
目をつぶって歌の世界に没頭してる人もいる。
リズムにのってノリノリ!の人もいる。
そして、時折鼻をすすったり、メガネをはずして涙を拭ったり。
みんなけっこう泣いてた。
おじさんたちが泣いてた!
いいね!


まだ2回目だし、アルバムとか聞いてないから、半分以上知らない曲ですすんでいきました。
でもそこは母国語、歌詞の内容も耳に入るし、彼女の歌の旨さですぐに引き込まれます。
そうなんです、彼女歌がうまいんです。
そして詞も個性的で才能を感じる。
曲も、すでに「見田村節」といえるものがあって、なかなか良い。


ポエトリーリーディングの「銀河鉄道の夜」今回もやってくれました。
これはカバーですけどね。
オリジナルは、不可思議/wonderboy(リンク先は彼のドキュメンタリー映画のサイト)。
でも今回はちょっと早口すぎたかも。
もう少しテンポを抑えてくれた方が、詩の世界にのめりこんでいけたかな‥。



今回、良かったな~と思ったのは「エピローグ」という曲でした。
分かれて1年くらいたった恋人の男の方の立場で歌われる曲。
1年もたってるのに、まだまだ思いを残してて、ちょっとかわいそうな感じなんですけど、最後には晴れ晴れと歩み出す、という希望の持てる歌です。
これはおじ様たちの心をわしづかみにしたと思う。
私も、わしづかみにされたかも。

ちゃんと覚えてないけど、描写がよかった。
水たまりになにかが映ってその色になくした恋を重ねるくだりが、うまい!
ちゃんともう一回聞きたいな。

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