W3のポイントは少し奥まった位置にあるので、少々点検しにくい。
蓋を開けるとポイントが見えるが、今回は交換するのでベース盤ごと外しておく。
ついでに機械式ガバナー(矢印)の動作を点検しておく。
外したポイントベース盤
今回はポイント面の減り、ヒール部分の減り(矢印)と相まって、ポイントギャップと点火時期の調整が適正に出来ない状態だった。
ポイントは消耗品なので仕方ない。
今のオーナーになる前からW3の面倒を見てるが、ポイントを交換した記憶が無いので丁度交換時期だったのだろう。
新品のポイントと交換する。
ポイント軸とヒールのベークライトにはグリスを塗っておく。
昔4輪のポイントを交換すると、ポイント部品パッケージの中に小袋のグリスが付いていた。
今じゃあポイント自体がシーラカンス状態だし^^;
ポイントギャップを合わせたら点火位置の確認。
クランクケースのタイミングホールボルトを外して、クランク位置マークに合わせる。
この印が上死点前5度になっている。
コレを過ぎた時にポイントが開き始めればOK。
(接点が閉じてる時はLED点灯、接点が開けばLED消灯)
本当はタイミングライトで確認したいんだけど、タイミングホールからオイルがケース内圧で噴出してくるので流石にやる気にならない^^;
透明なボルトでも作れば見れるかなぁ?
次はエンジン始動して確認だ。