「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

Sho-en Haiga 松渕俳画 2020・08・09

2020-08-09 06:50:00 | Weblog



  今日の「お気に入り」。


  

  

  
     


  上のスケッチ画に書き留められた二つの句「秋陽長く(低く) 死の街影や ヴェスビアス 」、

  「 石道に 軌跡は深く 秋ポンペイ 」は、推敲の後「秋日ふる 死の街影や ベスビアス 」、

  「 石道に 軋跡(軌跡)深々 秋ポンペイ 」に落ち着いたようです。


  「 松 」の絵の画賛は、「 松樹千年翠 」( しょうじゅせんねんみどり )。


  「 不動明王 」の絵の画賛は、「 篤信の 人は素朴な 檜かな 光演翁 」( とくしんの ひとはそぼくな ひのきかな )

   フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、この句を詠んだ「光演翁」について、

   次のような解説があります。

   「 大谷 光演(おおたに こうえん、1875年(明治8年)2月27日 - 1943年(昭和18年)2月6日)は、

    明治から大正時代にかけての浄土真宗の僧、俳人、画家。法名は『彰如』(しょうにょ)。俳号は『句仏』。

   東本願寺第二十三代法主。真宗大谷派管長。伯爵。妻は、三条実美の三女・章子。」


  「 菊と小鳥 」の絵の画賛は、「 祖の冥る 寺に紅葉の 時雨ふる 」( そのねむる てらにもみじの しぐれふる )。


   
コメント
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