今日の「 お気に入り 」は 、昨日の続き 。
インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア( Wikipedia )」掲載の記事によると 、
「 侍ニッポン ( さむらいにっぽん ) 」は 、郡司次郎正 ( ぐんじ じろうまさ 、1905 - 1973 ) さんが
お書きになった小説で 、1931年 ( 昭和6年 ) 以来 、5度にわたって 、映画化されたそうです 。
1931年版の「 侍ニッポン 」は 日活 により、1935年版の「 新納鶴千代 」は 新興キネマ により 、
1955年版の「 侍ニッポン新納鶴千代 」は 東映 により 、1957年版は 松竹 により映画化され 、そして
5作目の1965年版「 侍 」は 、三船プロダクションの制作 だとか 。
主演は 、1931年版が 大河内伝次郎さん 、1935年版が 坂東妻三郎さん 、1955年版が 東千代之介さん 、
1957年版は 田村高廣さん 、そして1965年版は 三船敏郎さん 。
戦前から戦中の昭和時代に活躍した芸大出のバリトン歌手 、徳山 璉( とくやま たまき )さん が
流行歌手としてデビューした次の年 、1931年 ( 昭和6年 ) の楽曲「 侍ニッポン 」( 作詞:西條八十、
作曲:松平信博 ) は 、日活により映画化された 1931年版の映画「 侍ニッポン 」の主題歌 として 、
ビクターレコードより発売され 、1931年だけで 10万枚を売り上げる大ヒットとなったそうです 。
西條八十さん作詞の「 侍ニッポン 」は 、こんな歌詞 。
「 ♬
一、
人を斬るのが 侍ならば
恋の未練が なぜ斬れぬ
のびた月代 寂しく撫でて
新納鶴千代 にが笑い
二、
昨日勤王 明日は佐幕
その日その日の 出来ごころ
どうせおいらは 裏切者よ
野暮な大小 落し差し
三、
流れ流れて 大利根越えて
水戸は二の丸 三の丸
おれも生きたや 人間らしく
梅の花咲く 春じゃもの
四、
命取ろうか 女を取ろか
死ぬも生きるも 五分と五分
泣いて笑って 鯉口切れば
江戸の 桜田 雪が降る (^^♪ 」
なお 、歌手の徳山 璉さんは 、一番の歌詞を言い間違え「新納鶴千代(ニイロツルチヨ)」を「シンノウツルチヨ」と
歌ってしまったそうです 。「 シンノウ 」って読むのが フツウ のような気もします 。
因みに 、物語の主人公 「 新納鶴千代 」さん は 、時の大老「井伊直弼」さん の御落胤 という設定 。
一粒で何度もおいしい芸能界 。