今日の「 お気に入り 」は 、Yahoo!知恵袋で見掛けた 質問 と ベストアンサー 。
「 『 何事の おわしますかは 知らねども
かたじけなさに 涙こぼるる 』
について教えてください。
ベストアンサー
『 西行法師が伊勢神宮に参拝した時に歌ったとされる
短歌です 。
どのようなお方( 神 )がいらっしゃるかわかりませんが 、
ただただありがたく感じ 、涙ががあふれてしまうほどの気持ち
である といった意味でしょう 。』 」
伊集院静さんの随筆に 、伊勢神宮について 、以下のような記述がありました 。
「 かつて 西行法師 はこの地を訪れ 、僧ゆえに中には入れず 、拝所から
木々の間を見つめ 、
" 何事の おはしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる 〟と詠んだ 。」
( 伊集院静著 「 旅だから出逢えた言葉2 」 (株)小学館 刊 所収 )
( ついでながらの
筆者註 :「 西行( さいぎょう 、元永元年〈 1118年 〉 - 文治6年2月16日
〈 1190年3月31日 〉)は 、平安時代末期から鎌倉時代初期にか
けての日本の武士であり 、僧侶 、歌人 。
西行法師と呼ばれ 、俗名は 佐藤 義清( さとう のりきよ ) 。
憲清 、則清 、範清 とも記される 。西行は 号 であり 僧名は 円位 。
後に大本房 、大宝房 、大法房 とも称 す。
和歌は 約 2,300首 が伝わる 。勅撰集では『 詞花集 』に初出( 1首 )。
『 千載集 』に18首 、『 新古今集 』に 94首( 入撰数第1位 )をはじ
めとして 二十一代集 に 計 265首が入撰 。家集に『 山家集 』( 六家集の一 )、
『 山家心中集 』( 自撰 )、『 聞書 集』。
その逸話や伝説を集めた説話集に『 撰集抄 』『 西行物語 』があり 、
『 撰集抄 』については作者と注目される事もある 。 」
以上ウィキ情報 。
かつて 目にし あるいは 耳にしたことがある 西行法師の歌をいくつか 。
「 惜しむとて 惜しまれぬべき此の世かな
身を捨ててこそ 身をも助けめ 」
「 心なき 身にもあはれは しられけり
鴫 (しぎ) 立 (た) つ澤 (さは) の 秋の夕 (ゆふ) ぐれ 」
「 ねかはくは 花のしたにて 春しなん
そのきさらきの もちつきのころ 」 ──『 山家集 』
「 ねかはくは はなのもとにて 春しなん
そのきさらきの 望月の比 」──『 続古今和歌集 』
「 嘆けとて 月やはものを 思はする
かこち顔なる わが涙かな 」──『 小倉百人一首 』86番 、
『 千載和歌集 』恋・936 。
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55歳で 会社を辞めて 20年にもなるなあ 。
団塊世代が入社したころ 、会社員の定年は " 55歳 " だった 。父が死んだ年齢 。