高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

畑作入門一歩前 その14

2015-11-12 09:00:00 | 連載
小幡 尚

 以前に少し記したように、2014年の夏にまあまあ収穫できたものの一つに、唐辛子があります。唐辛子を植えたのには、はっきりとした目的がありました。三升漬けを作ろう思ったのです。
 ウィキペディアでは、「青なんばん・麹・醤油をそれぞれ、一升ずつの分量で漬け込んだ保存食。北海道・東北地方の郷土料理」と説明されています。漬け物というよりも、辛いしょうゆ味のたれ、と考えてください。冷や奴にかけたりもしますが、何といっても熱いご飯にかけて食べるのがおいしいです。
 尚、ウィキペディアでは「さんしょうづけ」とされていますが、私の実家では「さんじょうづけ」と呼んでいました。
 高知では、唐辛子の苗も、鷹の爪(赤くなった実を乾燥させたもの)もよく売っています。しかし、「青唐辛子」はあまり見かけません。そこで、自分で植えてみたのです。
 「青唐辛子」は、とくに苦労もなく、ある程度の量を収穫することができました。少量でしたが、三升漬けはうまくできました。ただ、品種の選定に失敗したのか、ものすごく辛いものになってしまいました。
 昨年の夏が終わる頃、畑に残っていたのは、サツマイモだけでした。植えるのが遅かったため、そんなによく繁ってはいませんでしたが、少しは収穫できるのではないかと思っていました。
 ぼちぼち大根の種を植えようか、と思っていた頃、畑のサツマイモに大きな異変が起きました。葉と茎がすべて抜かれていたのです。
コメント
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