高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

にこにこ通信 6月8日記

2018-06-22 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 井上農園の井上正雄です。

今月も稲の状態について書いてみます。
全部の田ではないですが、昨年、1. 5反位の田のヒエを、
余りにもいろいろと仕事が重なって、
出穂までに全部のヒエを刈り取って外に出しておけば良かったのに、
そのままにしてコンバインで刈り取ったため、
その種子がたくさん下に落ちてしまったので、
今年はそのつけが回ってきて手のつけ様がなくなりました。

動力除草機で稲にそった溝はどうにか除きましたが、
稲とイネの横は狭くてキカイが入らないので、びっしりとヒエがはえ繁り、
3角ぐわで両面がノコ刃になったのをあちこちの店でさがし回って
何本か手に入れて刈り取ってます。

近くの学校の先生に頼んで、日曜日の午後から3-4時間位手伝ってもらっていましたが、
稲は幼穂形成期に入り、今月中~下旬に出穂をする状態になっていますので、
余り田に入って草取りをするのは一番悪い時期ですが、
やれる時間をみつけて、もうしばらくヒエ刈り状態をやろうかと思っていますが、
今年は他の田の雑草もかなり多いので、ある程度あきらめるしかないですが、
ヒエだけはなんとか刈りとろうとは思っています。

今年1月30日、神戸市で行なわれた印鑰智哉さんの
「農薬問題を考える」という講演会を高知から10名位で聞いてきました。

その内容は、
ネオニコチノイド系の農薬と、
ラウンドアップ系の除草剤と、
遺伝子組み換え食品と、
世界の種子の現状について という4つの問題を
わかり易く話されて、これは私だけが知ってもいけない、
世界や日本の皆様がぜひ知って対策を考えなければならないと思い、
運営委員長と相談して、印鑰先生にきてもらう事になり、
今回の7月15日の開催となりました。


どうか皆様、この機会に必ず参加して、
今世界や日本の現状がどうなっているのか、ぜひ勉強してください。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2018年7月号より転載しました。
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