木田山薬堂診療所の木田正博です。
《現代社会での健康上の問題点》
今回はいよいよ最終回です。
前回の3月号までに
健康上の問題点9項目について説明しました。
残りは以下の3項目です。
(10)滋養分の少ない食物
(11)冷飲・多飲
(12)医原性病因
(10)「滋養分の少ない食物」とは
ファストフード・インスタント食・ジャンクフード・
遺伝子操作作物(これらの4つは滋養分の少なさ以外に化学物質の毒性もあり)・
菓子の多食・無理なダイエット・長期の玄米菜食などです。
これらの食習慣を続けると、
中国医学でいう気・血・精が不足します。
元気(気の根元)が不足するわけです。
症状としては、倦怠・疲れやすい・
息切れ・精力減退・カゼにかかりやすい・
視力の低下と眼精疲労・
生理の減少や停止・不妊症などが生じます。
土といのちの会員の皆さんは
食事に気をつけておられるでしょうが、
一部の人が行っているような
玄米菜食などの動物食品を食べない食生活も、
よほど工夫しないと
気・血・精不足を引き起こすことが多いのです。
一時的な身体のそうじとしては役に立ちますが、
何年も続けると
精力が弱り寿命が縮まります。
長くても1ヶ月ほどでやめるべきでしょう。
一般の人向けには食事指導として、
甘いものを控え目にして
化学調味料・食品添加物を使わないで作られた
伝統的な和食を主とした食事をこころがけるように
アドバイスすることにしています。
(11)「冷飲・多飲」とは、
スポーツドリンク・各種甘味飲料・
牛乳・水分摂取奨励の影響などのことです。
冷たい物を多く飲むとおなか(中国医学の脾胃)が冷え
ゲリ・腹痛や食欲不振の原因になります。
水分摂取過剰でも同じくゲリ・食欲不振に加え
むくみ・体の重だるさや冷えも生じます。
牛乳は、1回100cc程度以上飲むと
おなか(脾胃)に負担をかけるため、
やはりゲリ・食欲不振・体の重だるさなどが生じます。
冷たいとさらにそれが強く出ます。
学校給食の冷たい牛乳は
おなかへの負担が強いので
飲まない方が良いでしょう。
スポーツドリンクや甘味飲料は
同じく冷飲・多飲の影響が出るし、
さらに、その5(2022年3月号)に書いた
砂糖過剰の害も出ます(スポーツドリンクは、うす目の砂糖水に近い)。
スポーツドリンクが体に良いなどというのは大うそですね。
(12)「医原性病因」とは、
医療が原因となって生じた病気や症状のことで、
今の日本では非常に多いと言えます。
手術や投薬などのそれぞれの治療について、
それを行う必要があるという理屈を医師は持っています。
しかしそれらは、時の流れとともに
正しいとされる治療法が変わったり、
人体の一部分・一つの物質だけを見ていて
その人の全体を見ていなかったりすることが多いのです。
一般に内服薬は、
一人5種類までにおさえておくことが
望ましいとされていますが、
現実には10種類以上飲んでいる人がよくいます。
5種類以下であっても、副作用が出ますが、
医師にもそうだとわからないことが多いようです。
ワクチンに関しても利点ばかりが言及されますが、
本来は利益と不利益(副作用)とをきちんと比較してから
うつかどうかを決めるべきなのです。
コロナワクチンについても同様で、
「有志医師の会」という会が
現状での使われ方の問題点について発信しているので、
うつべきかどうかに関して調べたい人は
ここのホームページを見て下さい。
以上、6回にわたって
現代の日本で健康を損ねる原因となっている
主なことがら12項目などを説明してきました。
治療よりも養生して健康を保つ方が大事なのです。
2021年6月以降の5回分も見直して養生を実行して下さい。
《現代社会での健康上の問題点》
今回はいよいよ最終回です。
前回の3月号までに
健康上の問題点9項目について説明しました。
残りは以下の3項目です。
(10)滋養分の少ない食物
(11)冷飲・多飲
(12)医原性病因
(10)「滋養分の少ない食物」とは
ファストフード・インスタント食・ジャンクフード・
遺伝子操作作物(これらの4つは滋養分の少なさ以外に化学物質の毒性もあり)・
菓子の多食・無理なダイエット・長期の玄米菜食などです。
これらの食習慣を続けると、
中国医学でいう気・血・精が不足します。
元気(気の根元)が不足するわけです。
症状としては、倦怠・疲れやすい・
息切れ・精力減退・カゼにかかりやすい・
視力の低下と眼精疲労・
生理の減少や停止・不妊症などが生じます。
土といのちの会員の皆さんは
食事に気をつけておられるでしょうが、
一部の人が行っているような
玄米菜食などの動物食品を食べない食生活も、
よほど工夫しないと
気・血・精不足を引き起こすことが多いのです。
一時的な身体のそうじとしては役に立ちますが、
何年も続けると
精力が弱り寿命が縮まります。
長くても1ヶ月ほどでやめるべきでしょう。
一般の人向けには食事指導として、
甘いものを控え目にして
化学調味料・食品添加物を使わないで作られた
伝統的な和食を主とした食事をこころがけるように
アドバイスすることにしています。
(11)「冷飲・多飲」とは、
スポーツドリンク・各種甘味飲料・
牛乳・水分摂取奨励の影響などのことです。
冷たい物を多く飲むとおなか(中国医学の脾胃)が冷え
ゲリ・腹痛や食欲不振の原因になります。
水分摂取過剰でも同じくゲリ・食欲不振に加え
むくみ・体の重だるさや冷えも生じます。
牛乳は、1回100cc程度以上飲むと
おなか(脾胃)に負担をかけるため、
やはりゲリ・食欲不振・体の重だるさなどが生じます。
冷たいとさらにそれが強く出ます。
学校給食の冷たい牛乳は
おなかへの負担が強いので
飲まない方が良いでしょう。
スポーツドリンクや甘味飲料は
同じく冷飲・多飲の影響が出るし、
さらに、その5(2022年3月号)に書いた
砂糖過剰の害も出ます(スポーツドリンクは、うす目の砂糖水に近い)。
スポーツドリンクが体に良いなどというのは大うそですね。
(12)「医原性病因」とは、
医療が原因となって生じた病気や症状のことで、
今の日本では非常に多いと言えます。
手術や投薬などのそれぞれの治療について、
それを行う必要があるという理屈を医師は持っています。
しかしそれらは、時の流れとともに
正しいとされる治療法が変わったり、
人体の一部分・一つの物質だけを見ていて
その人の全体を見ていなかったりすることが多いのです。
一般に内服薬は、
一人5種類までにおさえておくことが
望ましいとされていますが、
現実には10種類以上飲んでいる人がよくいます。
5種類以下であっても、副作用が出ますが、
医師にもそうだとわからないことが多いようです。
ワクチンに関しても利点ばかりが言及されますが、
本来は利益と不利益(副作用)とをきちんと比較してから
うつかどうかを決めるべきなのです。
コロナワクチンについても同様で、
「有志医師の会」という会が
現状での使われ方の問題点について発信しているので、
うつべきかどうかに関して調べたい人は
ここのホームページを見て下さい。
以上、6回にわたって
現代の日本で健康を損ねる原因となっている
主なことがら12項目などを説明してきました。
治療よりも養生して健康を保つ方が大事なのです。
2021年6月以降の5回分も見直して養生を実行して下さい。
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2022年6月号より転載しました。