高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

にこにこ通信 10月4日記

2024-11-01 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
南国市 井上農園の井上正雄です。

今年の夏の出来事

今年の夏の暑さは、
私が80年近く体験した中で最高の暑さでした。
そのため8月10日頃までの稲刈り作業は、
かなりムリをしてどうにかすましました。


それから9月下旬頃まで暑さが続いて、
時々昼間3時から4時頃までの間は家の中でクーラーにあたりながら、
なんとか生き延びてきましたが、
今頃になって作業の遅れが出てきたので、
取りもどそうと気をもんでいます。

夏ヤサイのナス・トマト・キュウリ等生育が悪かったですが、
エンサイ・モロヘイヤ・ゴーヤ等でどうにか乗り越えてこれました。
今は秋冬ヤサイの育苗と定植準備に明け暮れています。

水田は来年の米作りにむけて、
稲刈跡を耕したり牧草を播いたりしています。
8月~9月の酷暑が
10月になってやっとゆるくなったので、
作業もだいぶん楽にはなってきました。

今年の夏は極端に雨が少なく
毎日のように野菜の潅水におわれていた妻が
9月の朝、突然田の中で倒れて
その時に手をついてしまいました。
すぐ近くの病院へ運んで診察を受けますと
右手首骨折のため手術の必要ありと言われました。
大きな病院へ行くように診断書を書いてくれましたので
さっそく行きましたが、土・日が続いたので
6日目に手術を3時間位かかって受けました。

その診断の結果が来週の月曜日にでます。
それによって、すぐにリハビリを受けれるのかどうなるのかはわかりません。
主治医には、
今年一杯は車の運転はできません、
農作業も右手のためほとんどできないだろうとも言われました。
今まで長い間農作業を続けてきたので、
今年一杯はゆっくりと体を休ませなさいと
天の神様からのお告げだと思っています。
残った私と娘達も余りムリをせず、
やれる範囲で農作業をつづけてゆこうと思っています。


それにしても最近の物価の値上げにはほとほと困りました。
農業の生産資材だけではなく、
日用品・電気・その他すべての値上げに加えて、
天気による高温障害等どうなることでしょう。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年11月号より転載しました。
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