高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

土佐蒲鉾だより 7月24日記

2020-08-25 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
高知市 土佐蒲鉾の來國恵子です。

何も入れない!
ほんまもんの練り物を子供たちへ
という想いから“とことんシリーズ”を開発しました。
2016年10月より会に出しています。


竹輪・天ぷら・簀巻き・蒲鉾。
これらは私の子供の頃には
冷蔵庫に必ず入っていたものです。
おやつにもなるし
おつまみ、おかず、彩りなど
万能食材だったものが、
いつしかハム・ソーセージに取って替えられました。



食生活や嗜好の変化はあったと思いますが、
一番の原因は添加物の多さと
人工的な食感や味覚でないでしょうか。
画一的な味で日持ちして
すり身をあまり使用しないことが
練り製品製造の技術であるかのごとく
競い合って作られています。

“とことんシリーズ”は、
魚のうま味を引き出す塩のみで仕上げた練り物。


すり身はリン酸塩の入っていない
スケソウダラと土佐沖とれたての鱧。
竹輪や天ぷらの色付けのために三河みりん。
鳴門の赤色は紅麹。
天ぷらの油は消泡剤や
遺伝子組み換え大豆を使用しないものです。

「少しでもおいしく、少しでも体にやさしく。」
を理念とし、日本の蒲鉾として踏ん張っています。

(ハワイにて)

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2020年9月号より転載しました。

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