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12月5日の新聞の見出しをみて、「ああ、教科書検定っていろいろ問題があったけど、少しいい方向に改善されたんだな」と思った方は多いのではないでしょうか。
ネットニュースの見出しは、こうなっています。
「教科書検定の過程公表 来年度から調査官名や意見含め」(産経新聞)
「教科書検定の議事概要、来年度から公開」(読売新聞)
「教科書検定 透明性アップに一歩前進」という社説を掲げている新聞社もありました。
ところが、この文部科学省の改定案は、いろいろ問題があることがわかりました。
具体的には、社会科教科書の執筆者、研究者、編集者が参加している「社会科教科書懇談会」では、「透明性を高めるといいながら、実際には密室性を高めている」という批判が相次いだということです。
改定案は、検定審査会を依然として非公開とし、議事録もつくらず、事後に「議事概要」などを公表するだけです。これは教科書づくりに携わる方々が求めてきたことからかけ離れています。
また、改定案では、「訂正申請の内容を申請者以外の者が知ることのないよう適切な情報管理を行うこと」としています。これは、ズバリ、沖縄戦『集団自決』をめぐる訂正申請について執筆者側が情報を発信したことを規制するねらいがあるのではないでしょうか。
さらに、検定審議会の委員や教科書調査官の選任はこれまでどおり文科省が一方的に決めるやりかたのままだし、検定意見が間違っていた場合の是正措置がないことも問題点として指摘されています。
国民の求める透明性を前進させたように見せかけながら、その実、教科書づくりに国民の声が届かない仕組みがつくられようとしています。
ニュースの裏にひそむねらいと効果までしっかりと見極めないと、“いつか来た道”にまた引きずり込まれてしまいますね。
しんぶん「赤旗」を読んでいると、新しい視点に気づかされます。お勧めです。
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