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今年(2009年)の1月18日だったと記憶していますが、NHKのニュースで、NPO「地球のステージ」の桑山さんが、パレスチナ自治区ラファ市の病院で医療活動にはげむ姿が映し出されました。(他にも、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日にも出演したようですが・・・)
桑山さんのこの医療援助は1年以上も前から計画されていたものだったそうですが、渡航した1月15日から19日までの5日間は、まさにイスラエルの空爆の真っ最中でした。そのときの恐怖を「夜間空爆の恐怖」というエッセイにまとめられています。(NPO「地球のステージ」が発行する会員向けニュースに掲載)
私たち綾瀬市民にとって日常的にも感じられるジェット戦闘機の爆音が、本当に意味するところに気づかされます。
そのエッセイの一部を紹介させていただきます。
「再びジェットエンジン音が近づいてくるが、今度はかなり低空を飛んでいる感じが伝わってくる。全身がセンサーのようになっていて、その音と自分の距離を測ろうとしているのだ。間髪入れず、
ズド~ン
着弾して地響きが広がる。
「よかった、死なずにすんだ」
そう思いながらも、「一体何がしたいんだ。これが一般市民への無差別攻撃じゃなかったら、何だって言うんだ!」という怒りが襲ってくる。そして「この空爆で死なんくてすんだ」という込み上げてくる思いに対して、ふと「これっておかしい」と気付く。そして惨めな気持ちになる。
これが戦争だ。
心がどんどん惨めになっていくのだ。「お前なんか死んでもいい」と空を飛ぶ戦闘機のパイロットに思われて、爆弾を落とされることがどんなに人間として惨めか、気付かされる瞬間なのだ。」
パレスチナでの空爆は、イスラエルが行ったものですが、私たち綾瀬市民の空を我が物顔で飛び続ける米軍ジェット機の真の恐ろしさをこのエッセイから私は感じました。
桑山さんは毎年のように綾瀬市内の中学校で、NPOの活動を伝える語りと歌のコンサートを行ってくださっていますが、いずれ文化会館大ホールで、多くの市民に直接語りかけていただきたいと思っています。
トップの写真は、ユーチューブで見られるニュース映像からとりました。
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