綾瀬市のまちづくりの将来を大きく変えてしまう(仮称)東名綾瀬インターの環境アセスが昨年行われ、現在、その評価書案(正式名称は、(仮称)綾瀬インターチェンジ建設計画に係る環境影響予測評価書案)が市内各所で縦覧に付されています。
また、5月19日と20日の2回、綾瀬市文化会館小ホールで説明会が行われましたが、合わせて100名ちょっとの市民の参加でした。
参加者が少ないのは、市民の意識レベルの問題だとする意見もあるでしょうが、市の広報にも問題があることを指摘しました(5月20日の議員全員協議会にて)。
たとえば、この環境アセスの縦覧については市のHPに載っていませんでした。そのことを指摘したところ、5月22日になってようやく上のように市のHPのトップ画面に記載され、そこをクリックすると、下のような画面も載りました。(縦覧や意見書の提出の方法については、さらにこの画面の下にあるリンクから神奈川県のHPへと移動します)
なぜ、私に指摘されるまで市のHPに載せなかったのでしょうか・・・。それは、環境アセスは神奈川県がやっていることだから、というのです。私は、「綾瀬市の将来、綾瀬市民の将来にかかわる重大な事業案の検討に関する情報を、県の仕事だからと載せないのはおかしくないか」と抗議させていただきました。みなさんもそう思いませんか?
さて、この環境アセス案。おどろいたのは、インターを利用する車が、近道やわき道などの抜け道を利用することはまったく考慮することなく評価されていることです。住宅地に車が入らないような対策を検討していると、言いますが、綾瀬市はもう4~5年もこう言い続けているだけで、有効な対策方法を見出せていません。
小園団地(小園南1丁目・2丁目)には車が流入しないようにするといいますが、インターと小園団地の間には工業地帯があり、インターを多く利用する可能性のある工業地帯の車が小園団地の中にまで入ってくることを阻止することを本当にできるのでしょうか?
東名のインターができると、綾瀬市の俗化は加速し、どこにでもある特徴のない市になってしまうでしょう。先日の説明会のあと、参加されていた市民の方から「なんとかしてインター建設をやめさせてほしい」と懇願されました。みなさんの本当の思いはどうなのでしょうか?
コメントありがとうございます。
返信遅くなり申しわけありません。
綾瀬市の市是は、厚木基地の整理・縮小・返還です。
厚木基地の運用のために何かをするということは反することになってしまうと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
インターチェンジを基地近くに造ると米軍・自衛隊の動きがスームズになると、考えます。
治安出動には、首都へ、そして北へ向かうとキャンプ座間その北は、横田へと便利になります。
公聴会、いらしてたんですね。私もおりましたが、ごあいさつできずに残念でした。
こんどお声をかけてくださいね。
県のアセスは、インター出入口と取り付け道路になる幹線道路付近の環境のみをみていて、実際に通過交通が進入しかねない住宅地内の環境影響は調査していません。
そこは市が対策をとるので大丈夫、というおかしな論理です。
しかし、綾瀬市は有効な対策案を打ち出せていません。
この状態でゴーしか言わないみなさん方の代表(市議会議員)って、何なのでしょうね・・・・。
今後も引き続きがんばってまいります。よろしくお願いいたします。
公述人は2名と少なかったのですが、お二方とも綾瀬ICの設置に反対する公述をされ、「今ある海老名ICを有効利用して欲しい」という、もっともな意見でした。特に印象的だったのは、最初の方が公述の中で触れた寺尾上土棚線の北伸事業について、「関係者から綾瀬市の負担は50億円と聞いた」という話です。綾瀬市は綾瀬ICを県の事業として推進してますが、それに伴う綾瀬市の負担額を市民に明示すべきたと思いました。
神奈川県の意見陳述にあった綾瀬ICの必要性の1つとして、東海大学医学部付属病院や昭和大学藤が丘病院への搬送時間の短縮がありましたが、綾瀬市内の交通量増加に伴う交通事故死傷者数が増加するリスクが考慮されているのか気になりました。搬送時間の短縮により助かる命が増えるかもしれませんが、それ以上に交通事故で失う命が増えてしまうようですと本末転倒です。
目先の利益にとらわれて、未来の子供達に負の遺産(綾瀬ICおよび寺尾上土棚線北伸道路)を残すのでは無く、海老名ICを有効利用することにより、綾瀬市の発展と自然豊かで住み良い環境を残すことを両立させて頂きたいです。