”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

笑い過ぎて泣いたこの一冊

2019-03-28 15:49:07 | 本と雑誌

一気に読んだ・・・

と言いたいのだけれど、そうもいかなかった。

  

もう、可笑し過ぎて、いちいち「そうそう!!」と頷き、

大笑いをする。

そのたびに、本を閉じるからなかなか読み進めることができなかった。

    

それは、こちら。

   

本多理恵子さんの「料理が苦痛だ」。

   

新聞の書評を読んで、今の自分の心情に近いものを感じ、

すぐさま本屋さんへ。(ネットで買おうとしないのが、「昭和」ですね。)

     

私は、料理は好きだと思う。

家事の中では一番好きだ。

よほど体調の悪い時を除いては、毎日ご飯を作っている。

  

でも、正直、SNSには疲れている。

Facebookを始めたきっかけは、

「盛り付けがヘタ!」とか「料理の写真がまずそう!」と言われたから・・・。

 

毎日、自分の家の夕ご飯を投稿して、

多くの人の目にさらされれば、盛り付けにも気を使うようになるだろし、

写真の撮り方も工夫するようになるのでは・・・と考えた。

いわば、Facebookは修行の場だった。

  

しかし、SNSにはおしゃれな家庭料理だけでなく、

豪華なフレンチやイタリアンのフルコースがこれでもかと登場する。

いまだに「修行」を続けている私は、

そんなウソかホントかわからない自慢料理の数々と

きらびやかな世界を見るのに、ほとほと疲れてしまった・・・。

  

だから、SNSは夢の世界!!

現実は、「突撃!隣の晩ごはん」状態。

買ってきたお刺身に昨日の煮物の残りがテーブルにのっている。

それが日常。

というくだりに大変救われた。

  

「ちゃんとした料理」を「毎日作り続ける」ことに

疲れてしまった人は、読んでみることをお勧めします。

 

ただし、笑いをこらえるのが大変なので、

電車の中、病院の待合室では読まない方がいいかも・・・。

顔が涙でぐちゃぐちゃになります。(*'▽')

 

 

コメント (2)
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