稲刈り後の田んぼに、毎年白いロールケーキが並びます。
こちらは、積み上げられていますが、
袋井から掛川に向かう電車の窓から北側を眺めていると、
この白いロールケーキが田んぼの中に転がっているのを
よく見かけます。
ずっと、「何なんだろう?」と思っていましたが、
ある時、この白いビニールが破れているのを見ました。
中には、枯れたような草が入っていました。
これが、WCS。
Whole Crop Silage(ホールクロップサイレージ)、
つまり、稲発酵粗飼料です。
農家の補助金について勉強した時に、
このホールクロップサイレージという稲のことを知りました。
お米を収穫するのではなく、稲の穂と葉と茎を丸ごと刈り取って、
牛の餌にするという程度の理解でした。
だから、田んぼに転がるこの白いロールケーキが
まさか、そのWCSだとは思いも寄らなかったのです。
刈り取った稲をこのようにビニールでラップすることにより、
中で乳酸発酵が始まり、飼料が出来上がります。
昔で言うところのサイロの役割を果たしています。
直径が1メートルくらいあるこの白いロールケーキは、大迫力。
近くに寄ると、甘酸っぱい匂いがします。
今度、田んぼに転がる白い大きなロールケーキを見かけたら、
「あれは、牛のご飯なんだ。」と思い出してくださいね。 (*^-^*)
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