私がさつまいもの花を初めて見たのは、2010年の10月31日。
地域の子供たちの活動に協力していた頃のことです。
その当時、さつまいもの花は九州南部や沖縄でないと咲かないと聞いていたので、
静岡も熱帯化しているのか・・・と大変驚いたものです。
その時の記事は、こちらです。
この度、ブログのお友達の記事にコメントした内容に
さつまいもの花のことを書かせていただいたのですが、
私の言葉が足りず、きちんとお伝えすることができませんでした。
そこで、改めてさつまいもの花が咲く条件についてまとめてみたいと思います。
【私のブログの写真では、さつまいもの花の可憐さが伝わらないので画像お借りしました。】
さつまいもの花が咲く条件は次の3つです。
■日照時間が短い時期
私がさつまいもの花を見た時期は、10月末でした。
さつまいもは、短日植物。
つまり、日照時間が短い時期に花を咲かせる植物です。
しかし、日本の夏は日が長く、日が短くなるのは秋以降ということになります。
(実際、秋が深まり、花を咲かせやすくなった頃には寒い冬が来てしまうため、
開花は難しくなってしまいます。)
■気温が高い地域
さつまいもの原産地は、メキシコを中心とする熱帯アメリカで、
暖かい気候を好む植物です。
そのため、熱帯、亜熱帯の地域で花が咲きやすいと言われています。
日本では、九州南部や沖縄で花が咲きやすいというのも頷けますね。
■栽培時に問題があって、芋ができなかった場合
通常、さつまいもは地下に出来る芋で子孫を残しますが、
何らかの理由(干ばつ気味、獣害、病気など)で
地下に芋ができなかった場合、花を咲かせて子孫を残そうとします。
これらの条件が揃えば、花を見ることができるのかもしれません。
そう言えば、私がさつまいもの花を見た時も、秋真っ盛り。
猛暑に加え、さつまいもの出来が非常に悪かったです。
言い換えれば、
さつまいもが花を咲かせる理由というのは、次の3つではないでしょうか?
1.さつまいも本来の植物としての性質
2.原産地との関係
3.何としても子孫を残そうとする生存戦略
今度、さつまいもの花を見つけたら、
真っ先に、植物としてのたくましさに感動することでしょう。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
さつまいもはヒルガオ科なので、朝顔とよく似た花が咲きます。
かわいいですよね。(^-^)
いつも剣道のお稽古の様子、楽しく拝見しております。
これから寒くなりますが、お体に気をつけて練習に励んでくださいね。