広島のお友達が、Facebookに
「赤そら豆」の写真を投稿されていました。
私は、そら豆と言えば、
緑色のものしか知らなかったので、ビックリ!!
こちらがその写真です。
普通のそら豆と、
赤そら豆2種(大粒のものと小粒のもの)です。
この赤そら豆は、皮をむかずにご飯に炊きこむと
きれいなお赤飯ができるそうです。
ところが、皮をむいてしまうと・・・
中身は、普通のそら豆と変わらないとのこと。
「中まで赤かったらおもしろいのに・・・。」
でも、こう感じるのは人間側の事情。
赤そら豆はなぜ、皮だけが赤いのかしら???
これは、豆の方に何か事情があるのかもしれません。
私は、お友達がFacebook上に載せていたコメント
「もう、しっかり実が入っていたから、
皮は食べなかったよ。」
にヒントがあるような気がしました。
この赤い色は、アントシアニンです。
一般的に植物は、このアントシアニンを身にまとうことにより、
次のような効果を得ることができます。
●花に虫を呼び寄せる。(花粉を運んでもらう)
●果実に鳥を呼び寄せる。(果実を食べさせて、種を遠くに運んでもらう)
●抗菌作用で病原菌の侵入を防ぐ。
●紫外線を吸収して防ぐ。(日傘のような役割)
●抗酸化作用でさび(植物自身の老化)を防ぐ。
私たちが、そら豆としていただく部分は
植物の種子にあたる部分です。
種子は、次の世代に命をつなぐ、とても大切なもの。
その種子を、紫外線や病原菌から守るために、
赤い色を見にまとっているのではないでしょうか?
中の種子を守るためには、
人間が食べるのには、ちょっと歯触りが悪いくらいまで
皮を硬くして、さらに赤い色でガードする
そんな豆側の事情があったのでしょう。
そんな赤そら豆の努力が、彼女に
「もうしっかり実が入っていたから、
皮は食べなかったよ。」
という言葉を言わせた・・・。
そう思えてなりません。 (*^_^*)
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