日頃お世話になっている岡山のハーブ研究家さんが、
お家でなすが採れ過ぎたので、「冷凍保存をしようかと思う。」
とブログに書いていらっしゃいました。
それを聞いて、私は大変驚きました。
私は、10年前に買ったこの本に従って
冷凍保存を行ってきましたが、これには
「なすは、冷凍には向きません。」と書かれています。
が、調べていくうちに
なすの冷凍保存が詳しく書かれているサイトに出逢いました。
・そのまま冷凍する。
・茹でてから冷凍する。
・焼いてから冷凍する。
・揚げてから冷凍する。
など、冷凍のやり方も色々紹介されていました。
そして、岡山のハーブ研究家さんは、
無事になすを冷凍保存したのです。
【画像 お借りしました】
そして、最近よく聞くのが
冷凍することで栄養価がUPする野菜や果物があるということ。
イギリスのチェスター大学が
レザーヘッド・フード・リサーチと共に発表した論文によると、
冷凍した野菜と生の野菜の栄養価を調べてみたら、
野菜全体の2/3で冷凍した野菜の方が生の野菜よりも
ビタミンCや抗酸化物質の含有量が高いことがわかった。
・・・と書かれています。
野菜や果物の冷凍保存を勧めるサイトで調べてみると、
次の野菜や果物の栄養価が冷凍することでUPすると紹介されています。
●にんじん
βカロテン2倍、ルテイン3倍
ビタミンCとポリフェノールも生のニンジンよりも上回る。
●きのこ
グルタミン酸、アスパラギン酸がUP。
●ブロッコリー
βカロテン約4倍、ルテインやビタミンCもUP。
●小松菜
ビタミンCがUP。
●ブルーベリー
ビタミンC、アントシアニンがUP
論文発表された偉大な研究を否定する気は毛頭ありませんが、
私は、なぜ栄養価がUPするのか、
そのメカニズムが知りたいのです。
上に挙げた野菜、果物の中で、
冷凍することで栄養価がUPする理由がはっきり書かれているものは、
きのこだけでした。
その理由は、冷凍するときのこ類の細胞壁が壊れ
栄養素や味が溶け出しやすくなるからだそうです。
もし、その他の野菜や果物も同じ理由だとすると、
含まれる栄養成分の量そのものは変わらないけど、
冷凍することによって、それらが溶け出し、
調理した際、摂取できる量が増えるということなのかしら?
どうしても、そのメカニズムが知りたいので、
食品の冷凍について勉強に行きたいけど、
年内はスケジュールが合いません・・・。(?_?)
来年までお預けです。
それにしても、新しい冷凍に関する考え方を読むと、
私が持っている本と異なる部分がいくつか出てきます。
ここ10年の間に、家庭用冷凍冷蔵庫の技術も進歩しましたから、
できることが増えたのかもしれません。
そうそう、
私がこの本をどうやって買ったのかというと、
新聞で紹介されているのを見て、
切手を同封して送ってもらったのです。
今では、こんな買い方しませんよね・・・。
時代も変わりました。