”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

なぜお茶の生産量や算出額は「荒茶」で表すの?

2017-05-26 15:46:11 | お茶

ずっと疑問に思っていたことがあります。

それは、農産物の統計を見てみると、お茶の生産量や産出額が

「仕上げ茶」ではなく「荒茶」で表されていること。

例えば、こんなふうに

   

荒茶というのは、生葉を蒸す工程、揉む工程、乾燥する工程など、

各工程を経て製造されたものですが、まだ半製品の状態。

それに仕上げ加工をして、初めて製品となります。

 

 

私たち消費者は、「荒茶」を口にする、いや、目にすることさえほとんどなく

製品となった「緑茶(仕上げ茶)」の状態でいただきます。

それなのに、なぜ半製品の状態の「荒茶」が統計の材料となるのか?

  

   

これは、調べてみなくては!!

   

まず、お茶農家さんにお聞きしました。

お茶農家さんの見解は、「荒茶」がすべて飲料用になるわけではないから、

「緑茶(仕上げ茶)」の量だけでは、正確な生産量や産出額とは言えないのではないかとのこと。

 

そう、今、お茶は化粧品や消臭剤、衣料品などにも使われていますからね。

   

さて、次は静岡県経営管理部情報統計局統計利用課さまにお聞きしてみました。

ご担当者さまは、お茶農家さんのご意見もお認めになった上で、

「お茶は、統計の種類によって、扱われる段階が違います。」とご説明くださいました。

  

農業関係の統計調査では、「荒茶」の状態で調べます。

それは、大半のお茶農家さんが関われるのは、「荒茶」の工程までだからです。

もちろん、収穫した生葉の一部を、ご自分の工場で仕上げ加工までなさる方もいらっしゃますが、

大半は「荒茶」の状態で出荷されます。

 

ということは、お茶は「荒茶」の状態までが農産物、

仕上げ加工された「緑茶」は工業製品となります。

 

ですから、「緑茶(仕上げ茶)」の出荷量や出荷額は工業統計調査の項目となり、

「緑茶(仕上げ茶)」の支出金額や購入数量は家計調査の項目となります。

  

 

 

   

農産物の統計に「荒茶」が使われる理由、これで納得できました。(^-^)

 

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忙しい一日でした

2017-05-25 17:57:30 | ブログ

昨日は、床を一生懸命磨きました。

今日は、壁をガムテープなどを駆使し、ほこりを取りました。

  

ここまで念入りにお掃除をするのは、週末、お客様がお見えになるからです。

  

我が家で問題となっているセンターテーブル。

 

もう、20年も使っており、だいぶ傷んでいたのですが、

ガムテープを張って危険?を回避しながら使い続けていました。

私、本当にケチなんですよ。(@_@。

  

でも、さすがにお客様にガムテープで補強したテーブルは見せられない

ということになり、買いに行きました。

 

  

  

汗だくになりながら、組み立てている人がおりました。

 

  

  

何とか、これで格好がつきました?

 

  

 

お料理の買い出しも8割がた終わったでしょうか?

こんなものも買いました。

 

ダッチオーブンでローストビーフを焼くと張り切っている人がいます。

  

最近、買わなくなったビールも購入。

 

  

 

明日はカレーを仕込まなければ・・・。

もう何年も忙しさを理由に、お客様などお迎えしていなかったので、

楽しみながら頑張りたいと思います。(*^^)v

 

 

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知多半島の恵みがぎっしり!

2017-05-24 16:16:09 | お菓子

日頃、大変お世話になっている方から

ご出身地である愛知県知多半島の海の幸がぎっしり詰まった

おせんべいが届きました~♪ ヽ(^o^)丿

  

えび、いか、あさり、カニ、ホタテ、イイダコ、

そして、ひじき、青のり、よもぎなどもぎっしり!!

  

香味庵本店さんのおせんべいは、新鮮な魚介類をむき身、すり身、素焼きにし、

油を使わずに丁寧に焼き上げています。

 

 

だから、こちらも「甘えびせんべい」ではなく、

「甘えび」そのものを食べているような深い味わいなのです。

  

  

数年前、ミツカンの博物館に行った帰り道、

えびせんべいのお店がずら~っと並んでいるのに驚いたことがありました。

 

   

三河湾沿岸の西尾市、碧南市、知多半島及びその周辺地域には

全国の90%近くを占める100社前後のえびせんべい製造業者があり、

出荷額も全国一と言われています。

   

この地域でえびせんべい作りが始まった理由には諸説ありますが、

そのひとつに、明治の中頃に「かまぼこ文吉」という人物が始めたという説があります。

   

当時、三河湾ではアカシャえびが大量に獲れ、乾燥したものを中国に輸出。

中国では、この乾燥えびを原料にせんべいを作り、日本に輸出。

しかし、この中国版えびせんべいは高価で、庶民は口にすることができませんでした。

  

そこで、現在の西尾市一色町でかまぼこ製造をしていた文吉が、

乾燥えびの代わりに生えびを使い、そのすり身をでんぷんと混ぜ合わせて焼く方法を考案します。

その後、伊勢からやって来た「ひげ貞」が、大量の生えびを一度に処理する技術を開発したことで、

えびせんべいを大量に安価で製造できるようになったとのこと。

そして、三河湾沿岸や知多半島周辺でえびせんべいが盛んに作られるようになりました。

   

私が、今日、こうして香ばしいおせんべいを口にできるのは、

かまぼこ文吉さんとひげ貞さんの叡智と、Tさんのやさしさのおかげですね。

 

ありがとうございます。 (*^-^*)

 

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つぼみが付きました

2017-05-23 16:15:42 | “農”

今日は、一日中、来月の研修会の資料作り。

もう、そろそろ提出しないといけませんね・・・。(^-^;

 

そんなわけで、どこにも出かけていませんが、

庭の花壇菜園の見回りはできました。

   

先日のブログではあんなに葉っぱを食べられていましたが、

きゅうりにつぼみが付いていました。

  

夏すずみです。

 

  

 

 

  

スーパーキュウリ つよっしーです。

 

  

   

ピーマン 京みどりにもかわいいつぼみが・・・。

 

  

  

あばしゴーヤはすくすくと成長していますが、花が咲く気配がしません。

 

ひょっとして、ゴーヤを食べたくないと思っている人が

つぼみを摘んでしまったのでしょうか?

  

 

今週末は忙しくなるので、明日には資料を完成させたいなぁ。

明日は、少しは外出できますように。

 

 

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指導に基づきチラシ作成

2017-05-22 17:38:04 | ブログ

6月25日に乾しいたけの料理教室をやらせていただきます。

そのチラシを作りました。

  

  

最初に作ったのが左の方です。

「~乾しいたけの新しい食べ方、教えます~」の部分が

オレンジ色で表示されています。

 

料理教室だし、食欲のわく暖色系でしょ・・・

と思ってオレンジ色にしたのですが、

夫からNGが出て、右の青い文字のものに変えました。

  

「オレンジ色では、ぼんやりした印象になる。」とのこと。

一番強調したい部分なのだから、濃い青ではっきり表すべきだと・・・。

  

青って食欲がわかない色だから、

料理教室の案内には不向きだと思っていたのですが、

夫いわく、

「これは、あくまでも案内のチラシであって、これを食べるわけではないのだから

 わかりやすく伝えることが大切。」

  

なるほど!!

 

毎回、パワポの資料も出来上がるとチェックしてもらいますが、

厳しいこと、厳しいこと。(@_@。

  

さて、この料理教室のチラシは、

まず親しくしている食に関心のある方のお宅に配布してきました。

郵便受けの中をご覧くださいね。 (^o^)丿

 

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