チベット仏教における救苦救難呪です。
「エマホー
オン・マパニ・パニ・ソーハー
エマホー
ペンノ・ペンノ・ソーハー。」
以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。
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うちの爺さんが子供の頃、よく山での仕事を父親(俺の曾爺さん)に手伝わされたそうだが、
仕事が遅くなって日暮れ時に山道を下っていると、
後ろをついてくる足音のような奇妙な音が聞こえることがあったという。
そんな時父親は、必ず「後ろを振り返るな。あれはタタリサマだ。
振り返ればひいて行かれるぞ」と厳しい声で言った。
しかし、昔からの言い伝えだけで、父親も詳しい正体は知らないようだったという。
その足音は、
下駄を履いて飛び跳ねながら降りてくるような音だったと爺さんが言っていた。
麓の地蔵堂をこえる頃には、いつのまにか足音はしなくなったらしい。
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叔母に聞いた話。
叔母が仲間と険しい山を登っていると、いつの間にかルートを間違えて迷ってしまったらしい。
皆で元のルートを探しているうちに一人が足を滑らせて転倒し、不自然に転がっていって視界から消えた。
なんと、崖へ落ちたそうだ。(崖は突然現れたように見えたらしい)
ところが、仲間は運よく5~6m下の大きな岩の上に乗っており、
大怪我はしたようだが命に別条はなく、
うずくまりながらも「大丈夫だー」と手を振る余裕を見せたそうだ。
しかし、崖をのぞきこんでいた叔母も急にバランスを崩して滑落。
先に落ちた仲間の側に落ちてしまった。
頭を強く打ち朦朧としていると、遠くから声が聞こえてきたという。
「うまそうじゃ、うまそうじゃ」
嬉しそうな子供の声。
しかし、その声は叔母に近づくと、
絞りだすような苦々しい声で「なんとまずそうな……」と言ったらしい。
結局、先に落ちた仲間は足の骨折だけだったのに何故か亡くなり、叔母は顔と腕と肋骨の骨折で助かった。
叔母は「まずそう」と言われたのが今でも許せないと怒っていた。
それで助かったんだから喜べばいいのに…。