お知らせ!
新年は、通常通り1月2日から営業となります。
ご来店の際は、HP等で確認をお願い致します。
妻 筆
店内のお客様からの質問で一番多いのは、
”うな重” と ”うな丼” ってどこが違うの? です。
お店によって各々違いがありますので、それが誤解を招く原因になっています。
今日もお客様同志のやりとりが聞こえてきましたが、その内容は・・・。
うな重の鰻が一級品で、うな丼の鰻は二級品なんだって!
というお話でした。
普段は、私に振られない限りお客様の話に割り込みません。
トラブルになったり、お気を悪くされる原因にもなりますので聞き流します。
しかし、今日はお隣の席でお食事をされているお客様の表情が強張りましたので、
当店の鰻の仕入れ状況をご案内いたしました・・・。
現在、静岡・愛知・宮崎の活鰻をしいれていますが、
ここ数年は宮崎の鰻が中心になっています。
№282と№292で夫が紹介した養鰻場ですが、
何と言っても池元と直接取引は安定感がありますネ。
活鰻は ”うな重用” と ”うな丼用” に分けて仕入ますが、
サイズの違いだけで、同じ環境・同じ餌・同じ職人によって育てられます。
生き物ですから育つスピードに差がでますし、
出荷のタイミング等によってサイズが異なるんです。
池元で見聞きしただけで、本当は良くは知りませんけど・・・。
今年はご存知の通り、稚魚の不漁で鰻の個体数が少なくなっていますので、
大きな鰻だけを仕入れてお客様に提供しています。
鰻が小さいうちに池からどんどん出荷したら、無くなっちゃうでしょ!
よって、うな丼はうな重の3/4の大きさに切ってお出ししています。
うな重は今まで通り大きい鰻を一匹分です。
つまり、サイズの問題だけで、うな重もうな丼も同じ鰻って事ですネ!
因みに、右側のうな重は ”木地の漆塗” で蓋をしてお出しします。
この器は一個18,000円もしますが、二年くらいでボロボロになってしまいます。
左側のうな丼は有田焼の丼で、出前の時以外は蓋はしません。
せっかくの蒲焼が潰れてしまいますので・・・。
蒲焼を食べる時は、蓋を開けた瞬間がたまらないと言われる方が多いようですが、
私の見解では、蓋をする事で蒸し焼き状態になりますので、
蒲焼やご飯から出る湯気でベチョベチョになってしまいます。
時間が経ってから食べるのであれば、一緒ですけど・・・。
焼きたてを間髪いれずに召し上がるのであれば、蓋はしない方が良いと思います。
> じゃ~、うな重も蓋いらんのとちゃうの?
当店のお弁当パックは二種類ありますが、
有料のパックの蓋には、湯気が吸着するところが付いています。
ついでに当店のロゴ入りですので見栄えも良いですヨ!
私の発案で使い始めて数年経ちました~。
> それを最後に言いたかっただけやないの~?