うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

山野楽器 銀座本店

2011年08月31日 | 日記・エッセイ・コラム

銀座山野楽器にCDを買いに行く。

 CDを買うのは本当に久しぶりだ。前回買ったのは2年前のこと で、その前はいつだったか覚えていない。楽曲のダウンロードはしているが、お店で買うのは久しぶり。

 15年以上前はそれこそ毎日のようにレコード屋さんに行って、クラシックのCDを買いまくっていた。外資系の大手レコードショップすなわち、HMV,タワー、ヴァージン・メガストア(現在はTSUTAYA)に、国内の新星堂、山野、先日閉店になったWAVEなどが都市部に大規模な店舗を展開しつつあった頃だ。銀座山野は僕の知る限りずっと前からあそこにあって、最初の頃はそこだけ使っていたけど、HMVは池袋東武に広大な店を開店し、次いで銀座にもINZに旗艦店を構えた。新宿タカシマヤに広大な店ができたのは96年だが、ここは余り使わなくて、新宿ではルミネのタワー、3丁目のヴァージンをよく使った。渋谷は余り行かなくて、主に新宿、銀座を中心に、池袋、吉祥寺、六本木(WAVE!)がフィールドだった。国内盤はどこでも同じだが、輸入盤は品揃え、価格が店によって少しずつ違う。定期的に巡回して、シリーズごとの価格傾向をチェックしたりとか、今思うと馬鹿みたいだけど、結構楽しかった。

 いまでもお店の様子とかレイアウトとか、良く覚えている。HMV銀座のクラシックコーナーには、ビクターの3ウェイのスピーカーが置いてあって、いい音を出していた。WAVEではメーカー名を忘れたけど、静電型スピーカーが鳴っているのを初めて聞いて感動したりした。どの辺の棚に何があったかなんて、つまらないことを良く覚えている。

 昔話をすると切りがないのでやめよう。銀座山野である。店自体は数年前、小物を買いに来ているから久しぶりではないが、CD売り場は久しぶり。ここは20年ぐらい前からほとんど変わっていない。なんかほっとするな。クラシックのCDというのは、昔からそう大きく変わるものではない。相変わらず往年の巨匠、フルトヴェングラーとかカラヤンとかが売れ筋なのかな。レコードの値段は、昔とあまり変わっていないか、むしろ上がっているようだ。特に輸入のレギュラー盤は昔より高くなっている。たぶん本国の元値から高いのだろう。一方でワゴンセールのCDには、10枚組1500円(税別、以下同じ)とかいう、極端に安いものがある。こんなのは昔はなかった。クレンペラーの10枚組も1500円だったが、とりあえずルービンシュタインのショパン10枚組、2,500円を買ってしまった。それと、今回来た目的である日本歌曲集と、古沢巌のヴァイオリンの3点を5千円ちょっとで購入。安いものだが、そこがCDの落とし穴である。CDは買い物中毒になりやすいのだ。今はもうそんなに夢中にはならないからいいけど、昔は自分でも手を焼いたな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする