うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

Blue Skies 

2011年08月23日 | 音楽

作曲はIrving Berlin、1920年代の曲だと聞いた。僕がこの曲を知ったのはJim Kweskinというおじいさんが歌うEnjoy Yourself という、古い曲を集めたアルバムからだ。2年前、ピーター・バラカンさんのFMの番組で紹介されていたのを聞いて、HMVでCDを注文した。注文してから届くまで10日ぐらいかかっただろうか。輸入盤(Blix Street Records, G2-10091)だが、結構高くて3千円ぐらいした。驚いたのはCDの盤面がやたらと簡素なことだ。単にアーティスト名と曲名が書いているだけ、レコード会社のロゴなどもなく、まるで素人がCD-Rにプリントして作ったみたいだ。

歌詞はシンプルで、夢を見るような曲の感じと調和している。ただし、その印象はこのアルバムのアレンジから来るもので、他のバージョンではまた違った印象になるかもしれない。バンジョーとピアノを効果的に使っている。眠気を誘うような、のどかなアレンジだ。

歌詞を翻訳して載せるのは著作権法上問題がありそうなので載せないけど、内容は、(思いを遂げた人と草原か何かで仰向けになると)、目の前に見えるのは青空だけ、これほど陽光が輝き、全てがうまくいくなんて初めて・・・みたいなお話だ。(括弧内は僕の勝手な想像)。
そして、ブルーな日はもう過ぎ去り、これからは青空だけ、と締めくくる。

この歌詞はその頃の僕にとってとても印象深く感じられるものだった。恋をしていたとかいうのではなく、それまでずっと厳しい現実に直面し続けていて、ふとこれを聴いたとき、Blue days gone, nothing but blue skies, from now on. という言葉に、自分の希望を託したいという気持ちをもったからだ。折しも季節は夏、顔を上げて空を見たくなるような曲だった。

そういえば、英語だと何で空をskiesと複数形にするんだろう?


R0010074

コメント
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