うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

新日本紀行

2016年05月11日 | 音楽

先日亡くなられた冨田勲氏が手がけた、NHKの番組のテーマ曲の一つ。どこかでご本人が語っておられたが、これは汽車が汽笛と共に発車して、駅に着くまでの様子を音楽にしたもの、なのだそうだ。冒頭のホルンの雄叫びは発車の汽笛、流れるようなストリングスは車窓を流れる風景、やがて駅が近づき、速度を緩める汽車の雰囲気も、エンディングのあたりで表現されている。

番組自体はリアルタイムでも見ていたと思うが、度々再放送されたりしているので、そこでの印象の方が強いかも知れない。こんにちしばしば、古き良き時代というイメージで語られる、「昭和時代」というのは、だいたいこのあたりの時期(昭和38年から57年)をしめすことが多いようだ。

実際にこの番組を見たという、記憶があるわけではないが、この音楽を聴くと何となく、小さい頃一時期預けられていた祖父の家の、茶の間にあったテレビや床の間のある和室、縁側のあたりが心に浮かんでくる。窓は開いていて、祖父母は浴衣を着てくつろいでいる。たぶん夏だろう。実際に、そんなシーンでこの番組のテーマを聞いた経験をしたのかもしれないし、勝手に心の中で作り上げたのかも知れない。

冨田勲氏のご冥福をお祈りします。

 

休み明けなのに、なんだか疲れが抜けなくて、眠くてしかたない。ときどきこうなるが、今週は特に酷いなあ。。

コメント
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