東武越生線は埼玉県の北西部を走るローカル線だ。都心からはやや距離があるが、東京への通勤圏にあり、沿線の開発も進んでいる。とはいえ、今でも田園風景は美しい。終点越生は梅林をはじめ、いくつもの観光名所がある。
梅の季節にはまだ早いので、もう少ししてから行くべきなのだが、先日買ったLumix G3を試してみたかったのだ。
川角。中学の時、ここに釣りに来たことがあり、その後高校生の時、今度は電車の写真を撮った。沿線の風景はその頃とほとんど変わっていない。駅自体はかなり立派になっていて、行き違いができるようになっている。以前は線路1本、ホーム一つだけの駅だった。
この反対側に牧場?があり、牛がいる。見に行きたかったが、近くに橋が見当たらない。堰があって、そこを渡ればいけそうな気もしたが、ちょっと怖いのであきらめた。
梅はまだつぼみだが、ロウバイだけ見ることができた。梅林の見頃は2月後半でしょうね。
越生でゆずを買った。ゆず湯はふつう冬至の日に入るとされているが、今日はゆず湯にしよう。
Lumix G3を野外に持ち出すのは初めて。普通に撮る分には何の問題もないが、色々使ってみると、それなりにくせがあり、思うにまかせない事もあった。
これはAFSで連写した一枚。連写(高速)は秒4コマということになっているが、この種の小さなカメラにしてはかなり軽快だ。10枚かそこらを過ぎると遅くなる。
連写は、ある程度シャッター速度が速くないと、後半のショットがぶれてしまうようだ。もともとこの種の写真は置きピンにして1発撮りしていたし、どうせ連写しても使えるのは1枚ぐらいなので、高速連写はあまり重視しなくても良いかもしれない。
AFCは試さなかったが、次回はやってみたい。
帰りはJR八高線を利用し、短い区間だがディーゼルカーに乗った。
ISO3200で撮影した。G3はオリンパス(E-PL1)に比べるとオートでそれほどISOを上げないようで、感度の設定は必要に応じ自分でやった方が良いようだ。
ISO3200ではノイズ処理の痕跡を感じはするが、こんな写真を普通に撮れてしまうこと自体がすごいことだ。停止寸前とは言え、これは動いている列車を撮っているのだ。
停車中。1/60とシャッターが速いが、これならISO1600でも良かったかもしれない。実景はもう少し暗い。フルオートで撮るとどうなったか、テストしておいた方が良かったか。
電池は噂通り、減りやすいようだ。夕方には目盛り1個分になっていた。E-PL1はそこから空になるのが早いが、G3はその後しばらく撮れる。しかし、減りやすいことに変わりはない。
実はけっこう行き当たりばったりで、ホームで待っているうちに行き先を変えたり、1時間ぐらい列車を待ったりして、帰りはだいぶ時間がかかった。日中は良かったが、日が暮れるとかなり寒くて、ドアが開くたびに震えていた。
昔の越生線の話はうさぎくん鉄道部に書きました。