いったん家に戻り、夜遅くなってまた家を出て電車に乗る。
上り方向の電車は空いている。1車両に乗っているのは数人から10人程度というところだ。この沿線には大学の運動施設などがあるらしく、乗客には若い人たちが多いようだ。
今日もホームに7,8人のグループがいる。部活の帰りだろうか。それほど崩れた感じがしないので、飲み会ではないのかもしれない。ただし、とても賑やかだ。うるさい、と言ってもいいかもしれない。
まあねえ、若いんだから、色々楽しいこともあるかもしれないしねえ。などと、妙なひがみ根性を抱きながら、電車を待ち・・ってうっせえなあ!
ふと思い立ち、カバンからQ-S1を取り出した。目の前のホームと線路、いつもは人でごった返しているが、今日は妙に静か、なところが心に引っかかって。。
と、ソフトケースをひらいたら、ありゃま、レンズキャップがついていない。
前に撮影したときに、外したまま戻さなかったのかな。いつもはキャップを外すとポケットか何かに突っ込んでいるが、室内で撮影したなら、その辺に置きっぱなしにしている可能性もある。Q10だったが、以前にそこらへんにキャップを置いて撮影してたら、どこにいったか分からなくなってしまったことがあった。探してもみつからない。
こういうのは気分の悪いもので、躍起になって探すが、そういうときほど出て来ないものだ。
あきらめてAmazonなどを検索する。たしか300円かそこらだったと思う。このときはプライムに入っていなかったので(今はお試し期間で利用中)、送料が品代と同じくらいかかってしまう。すぐにでもポチる勢いだったが、やはり惜しくなり、またもとのところを探し始める。
結局このときは部屋の中で探し当てることができた。
今回はどうかな。もし室内だったら、家には戻らないので、明日以降戻ってから探すことになる。そのとき、キャップのことを覚えているかどうか。
まあ、ソフトケースがあるので、キャップがなくても問題はないとは思うが。
電車がやってきた。例のグループは別の車両らしく、車内は静かだ。向かい側の女性が、ショールを妙に気にしていて(きれいな形に結んでいるらしい)あちこち引っ張ったりして直しているのを、ぼおっと眺めていた。