在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”ローザ・ボスコ・ソーヴィニオン・ブラン 2006” ローザ・ボスコ

2007-10-09 21:46:21 | Friuli フリウリ
“Rosa Bosco Sauvignon Blanc 2006” Rosa Bosco –Friuli
創設が1998年だから、まだ新しいワイナリーである。
ワインがリリースされた時は、それは話題になった。こんなソーヴィニオンがあるなんて!?とファンになった人も多いはずだ。その頃は、まだタルタル(樽樽)ワインが人気があったし、タルタルなだけで、これ好き!と言っていた人も多かったと思う。しかし、ソーヴィニオンらしいソーヴィニオンが好きな人には、ちょっと異質なものに感じただろう。
そう、品種はソーヴィニオン100%である。
色は、濃い目の麦わら色で黄金色に近い。つやがかなり良い。
香りは、すぐに桃。そして、乳酸っぽい甘酸っぱい匂い。一緒になって、ピーチ味の乳酸飲料を思い出した。(そんなのなかった?)香りは強く、とにかく華やか。熟した桃がきれい。以前は、木の香りがどーんとあったと思ったが、今は、木はややフルーツに隠れる感じで、それほど気にならない。しかし、どう考えてもソーヴィニオンだとは思えない。
味は、木がすぐに出る。ボディがあり、柔らかさがある。カラメル、バターなどが後味にも残るが、すぐに出てきて最後まで留まっている感じ。味の強さあり、持続性もあるが、とにかくプリンのカラメル風味が舌に残る。味も、どう考えてもソーヴィニオンとは思えない。
国際的で、華やかで、樽の香りと味、インパクトのある個性的なワインが好きな人は好きなのだろうが、エレガントなワイン、ソーヴィニオンらしいソーヴィニオンが好きな私にはちょっと疲れる。

”グラナート 2004” フォラドーリ

2007-10-09 16:24:33 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
“Granato 2004” Foradori –Trentino
少し前に2001、2002年を一緒に飲んだのでそれについて記載しだが、今回飲んだのは2004年ヴィンテージ。
品種はテロルデゴ100%。
色はかなり濃い。2002年は薄くてびっくりしたが、2004年は、逆にかなり濃くてびっくりした。しかし、ワインは天候に左右されるのが当たり前なので、これだけ違って当然と言えば当然なのだが。それを無理やり修正しようと試みるワイナリーでないのが嬉しい。
香りは、よく熟したフルーツの香り。アメリカンチェリー、森の木の実のベリー系の香りで、コンフィの香りも混じる。全体に甘く心地良い。しかし、奥には樹脂resina、やや緑の香りがあり、少し青っぽいくさみが気のせいかある。
味は、ご想像通りボディがあり、タンニンがまだ若いが、質はとても良い。インパクトがあり、華やかで、万人に受ける味と香り、確かに良くできている。後味にブラックチョコ、カカオ、カフェなどが感じられ、ほろ苦さがあるが、それも心地良い。
まぁ、やっぱり全体に良く出来ているワインである。

”ミルト 2006” フォラドーリ

2007-10-09 16:09:21 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
“Myrto 2006” Foradori –Trentino
フォラドーリは赤のグラナート、品種で言えばテロルデゴで有名だが、白も造っている。
品種は、ソーヴィニオン60%、シャルドネ20%、ピノ・ビアンコ20%のブレンド。
色は割りと濃い目。黄金色に近い麦わら色。まだかなり若いので、やや緑がかる感じもあり。光沢はとても良い。
ワインの温度が低かったのもあるが、すっきりと柑橘系の匂いがきれいだった。そして、花の香り。ミルトmirtoギンバイカと、綴りがちょっと違うが、花と緑と茎の香りが一体となって、それらしき香りが漂う。そして、白コショウなどのスパイスが若干、ミネラルも混じり、数年後にゴム臭が出そうな予感。
味は、北のワインだしで、酸がきれい。そして、塩味がかなりある。(イタリアワインは、一般に結構塩辛い。)白にしてはボディがあり、花の香りがきれいで、後味も悪くない。しかし、最後にふっと消える感じあり。
バリック熟成(8ヶ月)だが、フルーツの香りが見事に樽をうまく隠している。ただし、15ユーロという値段がちょっと高いかな、という気もする。

ローマ在住の方に メガネ屋さんの紹介

2007-10-09 15:54:39 | もろもろ、つれづれ
 海外に住んでいると、いろいろなことで困ることがある。人に聞くのもどうかと思う些細なこと、突発的な出来事、言葉の問題などなど。。。解決していくのに、助けてくれる友人がいればいいが、友人も知らない分野だったりするとお手上げ状態の時もある。
さて、メガネ、コンタクトのことで困ったら、ぜひ、思い出して欲しい。
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