在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”コッリオ・ソーヴィニオン・デ・ラ・トゥール” ヴィッラ・ルスィツ

2007-10-20 18:51:57 | Friuli フリウリ
“Collio Sauvignon De La Tour “ Villa Russiz -Friuli
フリウリの超有名ワイナリー。生産量も比較的多く、品種も多く、いくつかは上級ラインもあるので、リリースしているワインの種類がかなり多い。しかし、ベースのラインでも、安心して飲める信頼できるワイナリー。
“デ・ラ・トゥール”シリーズが上級クラスで、メルロー、シャルドネ、ソーヴィニオンと3つある。フリウリは、一般に白が得意だし、フリウリ=白、というイメージがあるが(毎年行われる試飲会「スーパー・ホワイト」の影響も少なからずあるだろう)生産の40%は赤と言う。そして、“デ・ラ・トゥール”シリーズも、特にメルローが有名である。
さて、品種は、ソーヴィニオン100%。
色は、結構薄め。こんなに薄かった?という感じ。麦わら色で、やや緑がかり、つやは大変良い。
香りは、いかにもソーヴィニオンらしい感じ。グレープフルーツなどの柑橘系、白桃、冬メロン(と言うのだろうか??)melone invernale、そして、緑の香り(香草&薬草)がとてもきれい。トマトの葉、サルビア、アスパラガス、イラクサorticaなどなど。
味は、ボディがあり、結構インパクトが良いので、一瞬、木樽?と思ってしまうが、ステンレスタンクのみの熟成。塩味かなりありで、フルーツの混じった、しっかりした後味が長く残る。
ヴィンテージは。。。2005年だったと思うんだけど。(写真撮るのも忘れた~!)

”ピコル 2005” リス・ネリス

2007-10-20 18:44:16 | Friuli フリウリ
“Picol 2005” Lis Neris -Friuli
やや樽を効かせた感じが得意なワイナリー。でも、フルーツとのバランスを無視していないので、樽好きの人には良いと思う。
品種は、ソーヴィニオン100%。
色はやや緑がかる麦わら色。
香りは、最初、やや臭みがある感じ。ゴム臭など。(しかし、これが悪いのではないので、誤解しないように。)全体に、香りはそれほど強くない。フルーツの香りに、白い花、アカシア、そして、くさみと花が一緒になった感じでセイヨウサンザシbiancospinoなどがある。緑の香りも混じり、だんだんと木の香りが出てくる。しばらくしたらカラメルっぽさも出ていた。
味は、結構堅さがある。ボディも良い。かなり塩味があり、酸味が隠れる感じ。味は強く、持続栄もあるが、アルコールの強さが若干気になるかも。