Sagrantino di Montefalco DOCG –Umbria
正式名称は2つある。
モンテファルコ・サグランティーノMontefalco Sagrantinoまたはサグランティーノ・ディ・モンテファルコSagrantino di Montefalco。
品種は、サグランティーノでモンテファルコが村の名前である。ウンブリア州にある、最近、訪れる人も多い、聖者サン・フランチェスコで有名なアッシジから近いところにある。
今でこそ、国際的品種に飽きてきたイタリア人が、あちこちに埋もれている、または、絶滅しそうなイタリアの土着品種を救おうとやっきになっているが、それを考えるとサグランティーノはその元祖の一つと言えるのではないかと思う。
サグランティーノは収量の少ない、また不安定な品種である。となると、誰も見向きもしないという時期があった。それを救って、今のようにここまでにしたのはカプライの努力が大きい。そこで、今ではカプライ以外で良いワイナリーがかなり出てきているが、一時は、サグランティーノ=カプライという感じだったと、ちょっとオーバーだが言えないこともないと思う。
さて、サグランティーノは、そういう訳で、ウンブリア州のモンテファルコの土着品種である。色素の濃い、苦みのある品種である。ワインと言うと、苦味の強いタイプは苦手、という人は多いが、たまには、タンニンがどーんと効いて、そして、苦味があるタイプを好む人がいる。そういう人には、このサグランティーノは適している。
生産地域はモンテファルコ村とその周辺。
使用できるのはサグランティーノ(黒ぶどう)のみ(100%)。
辛口seccoとパッシートpassitoがある。もちろん、どちらもDOCG。
辛口は、色がかなり濃い(透明感がないくらい)、アルコール度の高い、タンニンのあるワインが一般的。最低アルコールが13度と、最低量でもかなり高め。最低熟成期間は30カ月で、うち木樽での熟成は最低12カ月。
パッシートは「干す」という意味で、つまりデザートワインである。絶滅の危機の前、つまり歴史的には、甘いワインだったというので、本当は辛口バージョンの方が、新製品だったということになる。サグランティーノは干すのに向いている品種。最低アルコール度14.5%、最低熟成期間30カ月。濃いめの赤でしっかりした甘口の、デザートに合わせるより瞑想用の方が適しているかもしれないワイン。
代表的なものにアーノルド・カプライArnaldo Capraiの“25年25 anni”とノーマルヴァージョンがあるが、ビオで面白いのは、パオロ・ベアPaolo Beaのもの。
正式名称は2つある。
モンテファルコ・サグランティーノMontefalco Sagrantinoまたはサグランティーノ・ディ・モンテファルコSagrantino di Montefalco。
品種は、サグランティーノでモンテファルコが村の名前である。ウンブリア州にある、最近、訪れる人も多い、聖者サン・フランチェスコで有名なアッシジから近いところにある。
今でこそ、国際的品種に飽きてきたイタリア人が、あちこちに埋もれている、または、絶滅しそうなイタリアの土着品種を救おうとやっきになっているが、それを考えるとサグランティーノはその元祖の一つと言えるのではないかと思う。
サグランティーノは収量の少ない、また不安定な品種である。となると、誰も見向きもしないという時期があった。それを救って、今のようにここまでにしたのはカプライの努力が大きい。そこで、今ではカプライ以外で良いワイナリーがかなり出てきているが、一時は、サグランティーノ=カプライという感じだったと、ちょっとオーバーだが言えないこともないと思う。
さて、サグランティーノは、そういう訳で、ウンブリア州のモンテファルコの土着品種である。色素の濃い、苦みのある品種である。ワインと言うと、苦味の強いタイプは苦手、という人は多いが、たまには、タンニンがどーんと効いて、そして、苦味があるタイプを好む人がいる。そういう人には、このサグランティーノは適している。
生産地域はモンテファルコ村とその周辺。
使用できるのはサグランティーノ(黒ぶどう)のみ(100%)。
辛口seccoとパッシートpassitoがある。もちろん、どちらもDOCG。
辛口は、色がかなり濃い(透明感がないくらい)、アルコール度の高い、タンニンのあるワインが一般的。最低アルコールが13度と、最低量でもかなり高め。最低熟成期間は30カ月で、うち木樽での熟成は最低12カ月。
パッシートは「干す」という意味で、つまりデザートワインである。絶滅の危機の前、つまり歴史的には、甘いワインだったというので、本当は辛口バージョンの方が、新製品だったということになる。サグランティーノは干すのに向いている品種。最低アルコール度14.5%、最低熟成期間30カ月。濃いめの赤でしっかりした甘口の、デザートに合わせるより瞑想用の方が適しているかもしれないワイン。
代表的なものにアーノルド・カプライArnaldo Capraiの“25年25 anni”とノーマルヴァージョンがあるが、ビオで面白いのは、パオロ・ベアPaolo Beaのもの。