Ermafrodito, Mostra Bernini alla Galleria Borghese
ヘルマフロディトスとボルゲーゼ美術館のベルニーニ展
ヘルマフロディトス(ヘルマプロディトス)は、ギリシア神話に登場する神。
両性具有の神として知られている。
お父さんはヘルメス、お母さんはアフロディテ(ヴィーナス)、たいへんな美少年であったようだが、ニンフのサルマキスに恋され、襲われそうになった(笑)のを拒否し、拒否されたサルマキスがゼウスに頼んで永久に結合してもらったということらしい。
そこで、見た目は美少女のように美しく、しかし、男性の体と女性の体の両方を備えている。
さて、ボルゲーゼ美術館には、1階にあるヘルマフロディトスの間に、長らく、1体のヘルマフロディトス像が置かれていた。
この日は実際になかったので、この写真はHPから
壁際に沿って置かれていたので、両性具有、と言われても、美しい少女のような後姿だけした見えず、ふーーん、そう、としか思えなかった。
さて、ここで、11月にボルゲーゼ美術館で始まったベルニーニ展。
ところが、少し前、久々にボルゲーゼ美術館に行ったところ、それがなくなり、代わりに、似て非なるヘルマアフロディトス像が飾ってあった。
それも、中央ではないが、向こう側へ回れる位置に、である。
像はそっくり、たぶんほとんど同じだとわかったが、マットレスが違う。
後ろ(つまり前)に回るとこんな感じ
ほんとだー
ちょうどベルニーニ展、ただでさえ狭い所、多くの作品が追加されているので、どれが常設展のものか、特別展のものか非常に分かりにくい。
以前あった像は何度も見ているので、確信があったが、これは、あっちとこっちの作品が交換されて展示されているのかもしれないと思った。
そこで、改めて、ボルゲーゼ美術館の作品解説、を見てみる。
すると、以下の説明がある。
部屋の名前は、有名なヘルマフロディトス像に由来し、その像は、ポリクレートのオリジナルの、2世紀(注:紀元後)のローマ時代のコピーで、現在、ルーブル美術館に展示されている。作品は、1609年、サンタ・マリア・ヴィットリア教会(注:テルミニ駅近く)建設中に発見され、1620年にジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598−1680)によりマットレスに自然に横たわっているように変えられた。
1807年、ナポレオンに古代コレクションが売却されたあと、パーロ(注:ギリシャ)の大理石で造られた似ている像(2世紀)で、アンドレア・ボルゴンディ(1721?−1789?)がベルニーニのものに似せて修復したアフロヘルマフロディトス像に置き換えられえた。
つまり、今回のベルニーニ展で、以前あった本物のアフロヘルマディトス像が戻ってきたということになる。
と言うことは、もしかしたらルーブルに、置き換えられたものが展示されているのかも??
(それとも、単に倉庫に眠っているだけか。。。)
ルーブル美術館の方の作品解説を見てみる。
説明は似ているが、
ディオクレティアヌス浴場付近で発見ー確かにそうと言える
マットレスの制作を依頼したのはシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿ーたぶんそうだろう
ヘルマフロディトス像自体の修復を手がけたのはダヴィッド・ラリク
ナポレオンが義理の弟にあたるカミッロ・ボルゲーゼから購入しているーナポレオンの妹はボルゲーゼ家に嫁いでいる
しかし。。。。。。
前3−前1世紀
になっている。
あれー、前と後では違うのよー
と言いたいのだが、たった100−200年程度しか違わないからいい??
ということで、今回のボルゲーゼ美術館のベルニーニ展では、あっちこっちから運ばれてきたベルニーニの作品が展示されている。(ルーブルからのものが多い)
もともとボルゲーゼ美術館には、アポロとダフネ、プロセルピーナの略奪、ダビデを始めとする多くのベルニーニの作品が展示されているが、所狭しと、またまた彼の作品が置かれている。
ベルニーニファンなら、今回のベルニーニ展は必見。
ボルゲーゼ美術館は2時間交代の完全予約制なので、当日ふらっと行ってもおそらく入れない。
ネットで事前に予約する必要があるが、同じ行くなら今がいい。
ベルニーニ展は2018年2月4日まで。
急いでね〜
ヘルマフロディトスとボルゲーゼ美術館のベルニーニ展
ヘルマフロディトス(ヘルマプロディトス)は、ギリシア神話に登場する神。
両性具有の神として知られている。
お父さんはヘルメス、お母さんはアフロディテ(ヴィーナス)、たいへんな美少年であったようだが、ニンフのサルマキスに恋され、襲われそうになった(笑)のを拒否し、拒否されたサルマキスがゼウスに頼んで永久に結合してもらったということらしい。
そこで、見た目は美少女のように美しく、しかし、男性の体と女性の体の両方を備えている。
さて、ボルゲーゼ美術館には、1階にあるヘルマフロディトスの間に、長らく、1体のヘルマフロディトス像が置かれていた。
この日は実際になかったので、この写真はHPから
壁際に沿って置かれていたので、両性具有、と言われても、美しい少女のような後姿だけした見えず、ふーーん、そう、としか思えなかった。
さて、ここで、11月にボルゲーゼ美術館で始まったベルニーニ展。
ところが、少し前、久々にボルゲーゼ美術館に行ったところ、それがなくなり、代わりに、似て非なるヘルマアフロディトス像が飾ってあった。
それも、中央ではないが、向こう側へ回れる位置に、である。
像はそっくり、たぶんほとんど同じだとわかったが、マットレスが違う。
後ろ(つまり前)に回るとこんな感じ
ほんとだー
ちょうどベルニーニ展、ただでさえ狭い所、多くの作品が追加されているので、どれが常設展のものか、特別展のものか非常に分かりにくい。
以前あった像は何度も見ているので、確信があったが、これは、あっちとこっちの作品が交換されて展示されているのかもしれないと思った。
そこで、改めて、ボルゲーゼ美術館の作品解説、を見てみる。
すると、以下の説明がある。
部屋の名前は、有名なヘルマフロディトス像に由来し、その像は、ポリクレートのオリジナルの、2世紀(注:紀元後)のローマ時代のコピーで、現在、ルーブル美術館に展示されている。作品は、1609年、サンタ・マリア・ヴィットリア教会(注:テルミニ駅近く)建設中に発見され、1620年にジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598−1680)によりマットレスに自然に横たわっているように変えられた。
1807年、ナポレオンに古代コレクションが売却されたあと、パーロ(注:ギリシャ)の大理石で造られた似ている像(2世紀)で、アンドレア・ボルゴンディ(1721?−1789?)がベルニーニのものに似せて修復したアフロヘルマフロディトス像に置き換えられえた。
つまり、今回のベルニーニ展で、以前あった本物のアフロヘルマディトス像が戻ってきたということになる。
と言うことは、もしかしたらルーブルに、置き換えられたものが展示されているのかも??
(それとも、単に倉庫に眠っているだけか。。。)
ルーブル美術館の方の作品解説を見てみる。
説明は似ているが、
ディオクレティアヌス浴場付近で発見ー確かにそうと言える
マットレスの制作を依頼したのはシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿ーたぶんそうだろう
ヘルマフロディトス像自体の修復を手がけたのはダヴィッド・ラリク
ナポレオンが義理の弟にあたるカミッロ・ボルゲーゼから購入しているーナポレオンの妹はボルゲーゼ家に嫁いでいる
しかし。。。。。。
前3−前1世紀
になっている。
あれー、前と後では違うのよー
と言いたいのだが、たった100−200年程度しか違わないからいい??
ということで、今回のボルゲーゼ美術館のベルニーニ展では、あっちこっちから運ばれてきたベルニーニの作品が展示されている。(ルーブルからのものが多い)
もともとボルゲーゼ美術館には、アポロとダフネ、プロセルピーナの略奪、ダビデを始めとする多くのベルニーニの作品が展示されているが、所狭しと、またまた彼の作品が置かれている。
ベルニーニファンなら、今回のベルニーニ展は必見。
ボルゲーゼ美術館は2時間交代の完全予約制なので、当日ふらっと行ってもおそらく入れない。
ネットで事前に予約する必要があるが、同じ行くなら今がいい。
ベルニーニ展は2018年2月4日まで。
急いでね〜