在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ 2006” カピケーラ

2007-08-07 08:19:07 | Sardegna サルデニア
"Vermentino di Gallura Vigna 'Ngena 2006" Capichera -Sardegna
個人的に非常に好きなワイン。それぞれのワインにはさまざまな思い出あるが、思い出多いワインの1本でもある。
ワイナリーは、サルデニア北西部、世界のお金持ちが訪れるポルト・チェルボ近辺にある。品種は名前の通りヴェルメンティーノ100%。
色は程よい濃さ。つやがあり、大変きれい。
香りは、すぐにバニラの香り、そして、しっかりした柑橘の香りが混じる。バニラはほのかにカラメルの香りにもなる。柑橘の中にも緑の香り、ミネラル臭があり、サルデニアのヴェルメンティーノに必ずと言ってよいほどある浜辺の緑の草むらMacchia mediterraneaの香りが混じる。他に、サルヴィア、ミント。
サルデニアのワインらしくボディがあり、酸味が程よく、味の強さあり、持続性よし、カラメルっぽい香りも残り、香りとの共通性が大いにあり。
ワイナリーは、赤ワイン1種、白を3種リリースしている。うち、1種は遅い収穫vendemmia tardivaで造ったもの。このワインは一番手ごろな値段の飲みやすいもの。好きなワインはついつい贔屓になってしまうが、それ抜いても実に良いワインである。

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