2010年度 113冊目
『家庭画法特選 奈良』 1300年の美を訪ねて
完全保存版
発行 世界文化社
協力 奈良まほろば館
2010/04
162ページ 2,310円
昨日の二冊に続いて、1300年に因んだ ‘『家庭画報特選 奈良』1300年の美を訪ねて 完全保存版’ を読む。
これは1991年6月から2010年3月の掲載記事に基づき、加筆、再構成されたものだという。
流石、高級嗜好の雑誌の保存版、おしゃれで軽い。
工芸品等も加えられ興味深い。
ところが!である。
この本には手こずった。
あれれん?と首を傾げる部分二箇所あり。
法隆寺の百済観音についての榊莫山さんの記述や発言や絵。(14ページから)
興福寺◯◯の『阿修羅はゾロアスター教の最高神』云々・・・。(26ページから)
この二点に疑問を感じ、風吹けば飛びそうな知恵を絞り出し、悪戦苦闘。
佛教事典、世界大百科、広辞苑、インド関係、仏教関係、イラン関係の本やインターネットで、わたしなりに手当たり次第調べまくってなんとか解決が付いた^^・・・って ことに強引にしちまった。
あのね!執筆料もらっている公本だよ。活字で中途半端なことを残されると、読者は悩んじゃうんだよ。
かなりの時間が費やしたが 自分のためになったので良しとするかと、無理矢理納得する風を装う。
して台詞は?
「ここいらあたりがやっぱり雑誌だな」
とでもしておこうか(爆)
正直に言っちゃって、ごめんなさ~い。
せっかく調べたので『百済観音』や『阿修羅はゾロアスター教の最高神』云々については、後日記録できればいいなと思っています☆。
ただし、いろいろな説があるから、そこんとこヨロシク^^
本の内容
本書は『家庭画報の京都』に続く、アーカイブス利用の一冊。家庭画報の良質なコンテンツを再編集した、“とっておきの奈良”が詰まったガイドブックです。『家庭画報』の読者である中高年層の女性に人気の、東大寺の廬舎那仏や興福寺の阿修羅立像をはじめ世界遺産に認定された寺社の仏像や、萬葉歌人も愛した大和の四季折々の花々などが美しい写真で楽しめる、他誌には見られない特選の奈良のガイドブックです。有名文化人の方々が寄稿してくださった「私の愛した奈良」や、初めてメディアに掲載する故・平山郁夫さんの東大寺の作品などもあり、ずっと手元に置いておきたい“完全保存版”です。
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