「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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そんなに傷だらけ?―〈介護〉

2006-09-21 | ●介護録(~2015.2月)
昨夜BS-iの番組にヒデキが出た。すると母が茶の間にやってきて言った。

「あら、ヒデキさん(母は必ずサンを付ける)大人になったわね」
大人っていうか…オヤジっていうか……。いったいいつのヒデキが母の記憶の中に住んでいるのでしょうか。
父が愛した「ダメトラ」(今は違うけど)と同じく、私が子供の頃から見てきた「西城秀樹」も母には根付いているらしい。

ボサノバアレンジの「傷だらけのローラ」を歌ったヒデキ。

♪ロ~ラ~僕の前でそんなに震え~る~…というフレーズで、字幕も出ていたせいだろうけど、母が私に質問した
「どうして、震えていたの?」

歌い終わって「傷だらけのローラ」のタイトルが出ると
「そんなに傷だらけだったの?」

あげく、「歌を聴きに行こう」とお出かけモード。
とにかく母はハイテンションでしゃべりまくり。おかげでトーク場面はゆっくり聞けなかったデス

「認知症の介護のために知っておきたい大切なこと」4

2006-09-20 | ●介護録(~2015.2月)

第13章「よいケアをしていくために介護者は自分のためにも目を向けよう」より(青字はまるごと引用部分)

●よいケアを続けていくには介護者の必要性が満たされることが重要。
必要性とは「息抜き、リフレッシュ、変化」、「まったく違うことをする時間をもつこと」。
「あなたは聖人君主でも殉教者でもなく、タダの人間なのですから」

息抜きが出来るように積極的にサービスを活用、それこそ、「ネコの手でも借りよう」みたいなコト。ただ、現実的には「借りたいけど…」って「けど」がつくし、借りられる範囲というのは案外狭くもある。たとえば親の兄弟も高齢、自分と同年代の従弟や友人たちは仕事や子育て、みんな家庭があって忙しい。学生時代のように自由に動けるわけじゃない。
結果としては、介護保険サービスの範囲内で…ということになる。(それがあるだけマシってことかな)
本では「喜んで貸してくれる人はあなたが思うより多いかも知れません」…ってある。そういうこともあり得るだけろうなーとはおもうけど。

●介護者が持つやっかいな感情。怒り、不快、罪悪感、孤独、恐怖、羨望(これは自分の知り合いはこんな経験をしないですんでいる…なんておもった時)そして絶望
これ、全部味わっている。きっと介護者はみんなそう。 

「このような感情は全く自然で人間らしいものです。こんな気持ちになることがあっても、あたなはまったく悪くありません。その気持ちをそのまま受け止めてください。ただし、その気持ちにしがみつくのではなく、そのまま過ぎ行くに任せてください。その気持ちを否定したり、締めだそうとすることは、あなた自身にもまわりのためにもよくありません」

 「悪くありません」と断言してくれる本は珍しい。むしろ優しく介護出来ないとダメ、それは虐待、そんな内容が多い。
日本人は美談がスキ。(と思う。外国はワカラナイ)
「あれこれあったけど、愛情あふれる介護をしましたよ」って本を読んで、「エライですね」「ステキですね」って言いたいみたい。
きっと、書く方も、介護が終わって振り返るケースが多いから、やはり身内への情が先にたって、優しい回顧録になるんだろう。

今の私は「介護なんて大キライ」って本を書きたいけど、介護終了後には、「それでも母は母でした」みたいな本を書きたくなるのかもしれない。

●意志に反して介護をするハメになった時、被介護者との間に対立があったり、本当は愛情を感じてない場合は、そうでない場合より介護はきつくなる。
そんな時も「自分に正直に」「否定的な感情のあることを認めてください」
否定的なものを乗り越えよい介護か出来るかもしれないとも、述べられているけれど、
愛情や自発的に介護を引き受けた人たちに比べ、あなたはもっと専門的な手助けと息抜きが必要です」 とも書いてある。こっちのほうが多分現実的だろう。

この本では、支援というのはしつこく頼んではじめて得られる…と書いてある。
そのために医師にもケアスタッフに対しても自己主張することも必要。
確かに、聞かなかったために知らないまま通り過ぎるこがある。
専門家にとっては当たり前すぎて説明がなく、利用者側は知識や情報不足から質問することさえ思い浮かばない。私も以前、後になって「(病院に)聞けば教えてくれたはず」と保健師に言われたことがある。
日本人的発想として、あまり強く出てうるさいと思われたらマイナス…というのもあり、微妙…言い方一つでしょうか。
でも、言い過ぎると「じゃ、連れて帰りますか」と言われるのも現実だ。

…いとうことで四回目でした。あと一回おつきあいください。


認知症ご本人のブログ

2006-09-19 | ●介護録(~2015.2月)
昨夜見た「介護エトワール」…何をどう感じればいいんだか……と思いネット検索していた。
ヒットしたのは、NHKの宣伝や、出演していた西川貴教のことを書いたブログ、そして、記者会見での主演・原サチエのコメント(「私は恋より親」だって)
そして原作者遙洋子のHP。実体験に基づいたドラマ化だけど、ちょっと喜劇のノリで、(それはそれで介護に関心のない人にも見やすいドラマを意識したのかもしれない)私的には、介護の厳しい現実には深く触れないで、あれ、もう終わり?って感じ。
介護を仕事と恋のパズル。介護もパズルの1ピースにすぎない家族の物語だったかな。

その遙洋子のHPからリンクをたどっていて、グルリとgooに帰ってきた、アルツハイマーと診断されたご本人が書いているブログに。

側で母を見ている私にとっては、「信じられない」「ホントに本人?」そんな気持ち。
クリスティーンさんに似ている。
どう見ても、この方は、母とは「別の病気」としか思えない。
認知症の範囲はあまりにも広くて、一括りにするには危険な感じさえする。

この方は診断を受けて検査結果が出るところから日記を書かれている。(診断は昨年。丁寧な検査を受けていて、うちの事情と比べて、なんて差があるんだろう~と思わずにはいられない。)
当然、現在の自分の状態も把握していらっしゃる。

認知症の母の介護に文句タラタラの私が、ご本人のブログにコメントするのも躊躇して、ここに紹介することの確認もとっていないので、2、3日だけリンク貼っておきます。

こちらです


「認知症の介護のために知っておきたい大切なこと」3

2006-09-18 | ●介護録(~2015.2月)

パーソンセンタードケア本の三回目デス。

第10章「施設に入るときにきをつけてほしいこと」より (青文字はそのまま引用)

例えば身体的な介護の場合、治療や介護技術の面で自宅ではムリという判断がなされやすいけれど、認知症の場合、
「そう単純ではありません。なぜなら施設に入れるのは介護者の必要性によることが大きいかもしれないからです」
いつか施設処置という日を迎えるのだろうと考えるとき、体が健康な母を思うと、決断のタイミングは何?と思う。それは母の意向でもなく、治療のためでもなく、きっと、私の限界だと思うから複雑な心境。

その時がきたのなら…
自分自身とあなたが介護する人にどうぞ正直になってください。あなたは罪悪感を覚えるかも知れませんが、あなたの望みも決断のさいに考慮しなければ、罪悪感はかえってひどくなってしまうのです」

そして、必要になる前の情報集め。訪問。このときにチェックすべきポイントが13載っている。長いので省略(^^ゞ(例えば、空間は創造的に使われているか?それとも壁にそってイスがならべられているだけ?…とか、居室には想い出の品が飾られているか?などなど)
たくさん質問してノートをとろう。それを嫌がるような施設は×。

この本では、施設に入ることを話合い、本人の心配事に対応し、安心させ、支えるように、そして、荷物のとりまとめなどに本人が関われるように…と書いてある。
コレに関しては、まるで見当もつきません。そんなことが可能なのか……。

いまでさえ、母に妹などと思われているので、離れることでまったく忘れられるのでは…という不安があlります。(逆に完全に忘れられた方が気楽なのかもしれないけど)

たとえ相手があなたのことを誰だか分からなくなったり、名前を忘れてしまっても、あなたが自分にとって特別な人だということは分かっているのです。たとえあなたにそうと伝えることができなくても、あなたが訪ねて来てくれることは相手の心の奥に響くものなのです」

ホントにそうかな~そうなのかな~~…。


お米を買いました―〈雑談〉

2006-09-17 | ▼ユルユル日常
せっかくなのでハム応援ロゴ入りのお米にしました。

これ、星野阪神優勝時にはタイガースのロゴ入りで売り出し、かなり売れたはず。
「ほしのゆめ」なので「星野夢」ってことで。

で、ハムがやってきたら、今度はハムの応援。まっ、当然か。阪神の監督は星野さんじゃないしね。

私の場合、どっちのロゴ入りでも構わないけど


昨日のハムは凄かったー。バカスカ打って12点。中継もあったので買い物に行くのをやめて最後まで見てました。あ~気持ちよかった。
キッズデーだったので、ウグイス嬢やボールボーイ、それにお立ち台のインタビュアーも小学生でかわいかったゾ
で、単独二位!!
トラのことは、ちよっとそっとしておこう……。




ぐるんとバナナ―〈sweets〉

2006-09-16 | ■Sweets
柳月の「ぐるんとバナナ」900円。コープ宅配のカタログに掲載されたので、たまにはいいかな~と買いました。

半分くらいは一度に一人で食べられそうなんだけど、そこはセーブ

届いた夜に母と一切れずつ、翌朝も一切れずつ、私は昼にも一切れ。その夜もまた食後に…で、アっという間になくなった。

母の食べ方は、周りを食べて最後にバナナ。
私は、先にバナナを食べた後に、ケーキを堪能。(ケーキやパフェのフルーツは最初に食べちゃう。フルーツはフルーツとして別に食べたい。だからフルーツたっぷり系ケーキはスキじゃない。)
このときの母、私のお皿を見て、ケーキ部分が残っているのが気になっていたみたい。自分の皿にはバナナしか残っていなかったから。
ケーキ部分を先に食べたことを忘れているんだよ、きっと。


柳月のHPに来週から東京での北海道展の案内がUPされていました。
見たことのないロールケーキが……でも、高いなぁ~

元気です♪

2006-09-15 | ●介護録(~2015.2月)
みなさん(まとめてしまってごめんなさい)、あたたかいコメントありがとうございます。だから、落ち込んでも復活が早いのだなーと思います。
今日の私は元気です。母も無事ショートに行きました。
夕方は友達に会いご飯を食べました。チキンとアスパラのガーリック味パスタ。アイスティーも飲んだあと、店を変え、ケーキと紅茶のセットを食べ、さらにアーモンドオレ追加!!
その間、携帯で阪神とハムの途中経過をチエック……うっーートラ……
明日あさって、がんばってもらいましょ

いつも行かない通りへ出向いたので、途中、ちよっとハイカラな仏具屋さん発見。ウィンドーには、おしゃれな香皿、香立、キャンドルとキャンドルプレートが並んでました。
おお~この街にもこういう店があったのね♪と嬉しい発見。
うちの近くの仏壇屋は「この街の仏壇屋にはそういうものは置いてない」と言い切ってたけどね~~~フーンだ


昨日は、特に大事が起きたのではなく、いつもと変わらない積み重ねの結果。こっちの気分の問題もあったと思うし、デイのない日だったので、朝から母とつきあっていたせいでもあります。
そして、私が、ちよっとだけ、「母と一緒に出来ること」を意識して行動したことが裏目に出たのです。
あまりにうまくいかなくて…努力した分悲しくて、その状態で、さらにまた積み重なっての爆発。

冷静になって考えると、私が思う以上に母の能力は落ちていたということ。
これが仕事なら、なぜ失敗したのか分析して次に生かす…ところだけど、今の気分は、「なにかヨイことはないか、といつもと違うことをしようとするのは得策ではない」という感じ。

母と何かをやることはもう考えないほうがお互い幸せなのかな。
もう、一緒にテレビみて、適当に相づちうって、一緒に食べる……これくらいしかだめなのかな…。
たとえ私を他人と思っていても私に対して母の本能はワガママも出るし、私も忍耐が続かないので、多分、そうなんだろうな~。

気のゆるみ?―〈介護〉

2006-09-14 | ●介護録(~2015.2月)
なんとなくダルイ…(気分が)。我が家の場合、日、水、木がデイのない日。木曜の今日は、朝からボーーー。
とはいえ、母は玄関の出入りを続ける。三度目に、アパートの階段も下りていったので慌てて声を掛けたら
「おばあちゃん(母の母)がいないからさがしてくる」という。
やはり母の中で母親の存在は今も大きい。
家の前をウロウロ……。そして母は
「まったく、こんなとこさがしてたって、どこいったか分からないし……」とブツブツいなくなった祖母に文句(その祖母はいつの間にか「あの子」に変化したけど)

……そのセリフ、まとめて母に返したいわよ

今日の午前中は祖母、娘(私はここにいるたんけどね)、兄などの名前を出しては「いなくなった、どこいった、勝手にいなくなって」とタラタラ文句のイイ通し。
なかなか切り替わらないのでちよっとあせった。

今、へルパーが入ってるのでやっとこうしての前に。
明日からショートということも関係しているのか、今の私はちよっと気がぬけていて、なーんにもしたくない。
あっ、でも、ショートの準備しなくっちゃ…すっかり忘れている。

昨夜は斜め上を見上げながら「あの子、歩けないのかしら?おいで~おいで~」と呼ぶ母が、ちょっと、怖かったゾ。
差ふぁでヨコになっていた時だからせん妄状態なだと思うけど、あそこにいるって指さされると、座敷童かい?みたいな感じで、あんまり夜にはやってほしくないよ~。

ララルン♪野球がオモシロイ

2006-09-13 | ■ファイターズ
うふっ(#^.^#)昨日は楽しかったね~~。トラもハムも勝った(ソフトバンクも中日も勝ったけど~)
ハム戦はBSで最後までしっかり見たけれど(解説はラジオ。やっぱり応援実況が楽しい)、トラは見られないのが悲しい~

ドームはすごかった。盛り上がっていた。あの中の一人になりたかった。
その映像を目にして母が言った。
「あの真ん中の女の人、誰?」って。
そんな…三万人以上入ってるのに、真ん中の女の人って………

昨日から新庄の真っ赤なTシャツが発売になった。アッという間に売り切れになりそう。ドーム最終戦にお客さんみんなに着て貰おうという作戦。
そんな日ハム、チーム全員ということではないけど、お立ち台では「新庄ルール」というのがあって「そうですね禁止」らしい。


今日の昼、外に食べに行こうと母が誘う。母かその気であるなら手っ取り早い。
でもね、本人から行こうといいながら、実際に出るまでには時間がかかる。いざ…ってなると、カーテンを開けたり閉めたり…そんなことが始まる。
あげく、やっと玄関に来た時には「疲れた、面倒だ」って。
「じゃ、家で食べようか」と言うと
「そんなわけにはいかないでしょ」と怒る。
……ふぅーちよっと外に食べに行くだけで、私も疲れる

で天皇一家のコトが放映されているせいで「天皇が来るからお箸が必要だ」とか「皇后サマに会いに行く」などと言い出した。ある意味テレビってやっかいだ。

ただ、テロップで「ビル国務次官補」ってのを正確に読んでいた。「この人がビル国務次官補か…」ってつぶやいていた。意味がわかっているかどうかは不明だけど、字はしっかり読めるらしきことを確認した。