そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

夢十夜(1)

2010年10月25日 | 日めくり帖
10/25
「目の前で上向きに寝た女いて『もう死にます』と静かに言える()」
「埋めてほし真珠貝にて穴を掘り星の欠片を墓標にしてと()」
「傍らで待てば再び会いに来る百年待てばきっと来ますと()」
「陽が昇り黙って沈み一数え数え数えど女現れず()」
「そのうちに石のしたから茎が伸び先の蕾がふっくら開く()」
「真っ白なユリが匂える骨までもそのユリを打つ露が一滴()」
「揺れるユリ思わず顔を近づけて接吻をする白き花びら()」
「唇を離したときにとおい空星を見つけて百年経つと()」
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万葉集#8.1565

2010年10月25日 |  / 万葉集
10/25
「我が屋戸の一むら萩を思ふ子に見せずほとほと散らしつるかも (大伴家持が和ふる歌一首 #8.1565)」
「一群ヒトムラの萩をあの娘に見せないで無為に散らせて残念だった()」
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