2015/02/11
「梅ちるや米とぐ女二三人(子規)」
「長屋かな米とぐために集まれるかくなる景色今は幻(各家庭の台所で米はとぐから)」
「発句だけ残して梅の句を作れ二月三月梅を探して(明石の人丸神社には梅があったが)」
「春風のとり乱したる弥生哉(子規)」
「この風情どんなときにぞ感じるか虫と同じく啓蟄ころか()」
「三月に八百屋お七は火をつける狂いたるのは春風のせい()」
「目の前でミスドの旗がひらめいてこれも春風身に変化なし()」
「とりあえずときめくことのないことが問題ならむうずくなにかを()」