2020/09/17
「ひゃらーんと青い車が降ってきて商店街につきささる朝
[笹井宏之/自動車がこんな感じで降ることはないが出囃子幽霊である][短歌]」
「死んでいるいわしがのどをとおるとき頭のなかにあらわれる虹
[笹井宏之/何か食べ頭に虹が現れる少しゲームは楽しんでみん][短歌]」
「これごっへごっほのみみよ これごっへごっほのみみよ がかのごっほの
[笹井宏之/『これごっへ』わからないけどいいのかな本物の耳あるはずなきも][短歌]」
「霊園にただ一度だけ鳴らされた無名作曲家のファンファーレ
[笹井宏之/無名だが一回くらい注目を浴びたるそれは葬儀のときと][短歌]」
「ペタンクの試合やりたり『生涯』のグループによるしあわせの村で
[終わる頃に雨。午前中は練習][ペタンク]」