そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

九骨添削例-9

2016年04月22日 | 俳句

2016/04/22

「小さな手小さな懺悔地蔵盆(小さき手の小さき祈りや地蔵盆/辻井康祐)」
「秋の陽を包んでは売る干し魚(干し魚を包み秋の日つつみけり/岡田銕夫)」
「麦秋小津安二郎原節子(原節子小津安二郎麦の秋/市来賢一郎)」
「ニューイヤー小澤征爾の指揮しみ入る(指揮台の小澤征爾の淑気かな/岸本隆子)」
「良きことのあれば西瓜を厚く切る(一報のありて西瓜を厚く切る/岡田銕夫)」
「鑿ノミ百丁使ふ木彫師春火鉢(木彫師の百丁の鑿春火鉢/寺本邦子)」
「桜の夜地霊の宴足の裏(夜桜の三千本の地霊かな/仁木遊子)」
「ミニ薔薇ソウヒ゛垣根を変えて咲き乱る(ミニ薔薇垣根を越えて真つ赤なり/郡登志子)」
「遠き日の香が蘇る蓬風呂(よみがへる遠き日の香よ蓬風呂/酒井成生)」
「マスカット一粒ずつが春を告ぐ(春めくや吾れに癒えよとマスカット/後藤明子)」

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