久高島関連の記事はこれでとりあえず一区切りにします。
外間殿(ふかまどぅん)。
久高殿と並ぶ久高島の重要祭祀場。
久高島の祭祀を司るのは
久高ノロさんと外間ノロさん。
中でも外間ノロさんは、第二尚氏の時代に神女体制が整うと
公事(くーじ)ノロという役目を与えられ、
アノ聞得大君の任命(※セヂ付け)なども行っていた超VIPノロさん
だったのです!
久高島内に限らず、王国レベルの重要ノロさんだった
ということですね!
でも実はこの外間ノロ、
もともとこの地位にいたのではなく、
実はある人物が格下げされたことによって、
その人物に代わって格上げされたのです。
その人物とは…
尚徳と悲劇を共にした国笠さん。
国笠さん(大里家)は、このスキャンダルで神女格下げになり、
外間ノロさんが取って代わった…
というお話。
参「琉球戦国列伝」(上里隆史著/ボーダーインク) 他
↑神扇!
そんな外間殿には、今7つの神様が祀られているそうです。
(月、太陽、竜宮etc…)
また、ここの香炉は家々(久高島の?沖縄の?)にある香炉の
大元なのだとか。
なお、トップ写真の左にある建物は
英祖王統5代目、
西威王の生まれた家だそうです。
なんでここ久高島に西威王の痕跡が!?
…というのは長くなるのでまたいずれ。