がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

外間殿、外間ノロさん

2013年04月11日 | ・琉球史散策/第二尚氏

久高島関連の記事はこれでとりあえず一区切りにします。

外間殿(ふかまどぅん)。

久高殿と並ぶ久高島の重要祭祀場。

久高島の祭祀を司るのは
久高ノロさんと外間ノロさん。

中でも外間ノロさんは、第二尚氏の時代に神女体制が整うと
公事(くーじ)ノロという役目を与えられ、
アノ聞得大君の任命(※セヂ付け)なども行っていた
超VIPノロさんだったのです!

久高島内に限らず、王国レベルの重要ノロさんだった
ということですね!

 

でも実はこの外間ノロ、
もともとこの地位にいたのではなく、
実はある人物が格下げされたことによって、
その人物に代わって格上げされたのです。

その人物とは…

尚徳と悲劇を共にした国笠さん。

国笠さん(大里家)は、このスキャンダルで神女格下げになり、
外間ノロさんが取って代わった…

というお話。

 

参「琉球戦国列伝」(上里隆史著/ボーダーインク) 他

 


↑神扇!

そんな外間殿には、今7つの神様が祀られているそうです。
(月、太陽、竜宮etc…)

また、ここの香炉は家々(久高島の?沖縄の?)にある香炉の
大元なのだとか。

 

なお、トップ写真の左にある建物は
英祖王統5代目、
西威王の生まれた家だそうです。

なんでここ久高島に西威王の痕跡が!?

…というのは長くなるのでまたいずれ。

 

 
今日もご訪問ありがとうございます。
ぽちっと↑してくれたら嬉しいです♪


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする