(本日2投目)
久米島に行って、まず最初に挨拶しに行ったのがコチラ。
君南風殿内。
(きみはえどぅんち・ちんべーどぅんち)
久米島のノロ、君南風の祭祀殿。
君南風と言えば、王府のオヤケアカハチ討伐に従軍し
八重山のノロと呪術合戦を繰り広げ、
また奇策を進言し、大手柄をたてたあの有名なノロさん。
ノロは世襲制の、その土地の祭祀を司るいわば国家公務員。
この君南風は代々続き、
なんと、現在12代目になる君南風さんがいらっしゃいます。
今年の夏は久米島にはなかなか雨が降らず
深刻な状況になっていたため
雨乞いの儀式が執り行われました。
(2013.8.12 沖縄タイムスの記事)
記事写真の白装束の方が現在の君南風、嶋袋さん。
その時の、岩にしめ縄も残ってました。
旅の最終日、お礼をしに再び君南風殿内に寄ったら…
なんと、儀式の真っ最中!
実はこの日(8/17)はなんと13年ぶりに久米島大綱曳きが復活した日!
(2013.8.18 琉球新報の記事)
そのための儀式のようでした。
うわぁ!こんな貴重な場面に遭遇するとは!!
旗頭に、奉納の空手と剣舞。
しかも、しかも、しかも!!!
殿内の中に生君南風さんが!!!!
もちろん白装束のノロ姿で。
久米島の歴史のリアルな一端に触れることができるとは。
遠目にみながら、超感動でした
ちなみに、現代の君南風である嶋袋さんは
テンペスト特番で見て初めて知りました。
とても優しそうで上品な感じの方です。
もっと早く島袋さんを知っていれば
琉球戦国列伝で描いた君南風ももっと違ってたはず
サーダカーな感じで描いたんだよね~
“村の長老オババ”的な。
没になった君南風子ども版はこちら。