がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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200年前の琉球国之図

2013年11月14日 | ・琉球歴史/文化風景

「読谷山花織の宴」で那覇まで南下するついでに
「琉球国之図と完全復元伊能図フロア展」に行ってきました!

招待券をいただいたのです♪
琉球新報さんありがとうございましたm(_ _)m

 

伊能忠敬と言えば学校でも習う、
実測による正確な日本地図を作った人。

1800年から17年を費やしたそうです。

その伊能図の拡大版が武道館フロアにどーん!

上を歩きながら細かく書かれた地名などを確認することができます。

北海道から九州まで。

はっさびよ!

その緻密さに、ただただ驚きです。

これだけを歩いて実測して記録していったとか、
想像するだけでも眩暈がする(@_@;)

伊能忠敬の富士山。

いちおう、展示の95%のスペースは
伊能忠敬図なんだけど、
残りの5%ほどのスペースに琉球の古地図も。

っていうか、展示スペース5%だとしても
展示会の目玉はコレなんです!

約200年以上も前に描かれた沖縄本島の地図!

その名も「琉球国之図」

これが見たかった

伊能忠敬が測量に出発(1800年)する4年前である
1796年に編集された琉球の地図。

でもこれが実際に測量されたのはもっと前の1737~1750年にかけて。

各間切ごとに測量したものを
1796年に接合してこの形に仕上げたものだそう。

つまり伊能忠敬よりも50年、60年も前に
琉球は高度な測量技術を持っていたと言うこと!

地図は間切ごとに色分けされていて(カラフルでステキ♪)
地名はもちろん、グスクや御嶽、寺社、港などの情報も
事細かく書かれています。

そのひとつひとつを指さしながら、
今と変わるもの、変わらないものを探して楽しむお客さん。

その書かれた情報には
戦前の面影も感じられるのかもしれません。

↑は那覇地区。

真ん中の黄色いのが首里城。

中頭地区。

右が勝連半島。

左の薄紫が読谷。

北部。本部半島の所。

面白いなー。

この琉球国之図、B1とかB2とかの大きなポスターにしてほしい。

そうしたら部屋に貼って毎日眺めるのに♪

ポストカード(長)にしたのが売ってたけど
文字がつぶれて読めないのは魅力半減です;

(いや、一応買ったけどさ…)

作ってくれないかな―。


古地図ってただ見るだけじゃなくて
現在と比較できる楽しみがありますよね♪

残念ながらこの展示会はすでに終了しているのですが、
県立博物館で関連企画として
「琉球王国の古地図展」がやっていますよ。

これは来年の1月13日までです☆

ワタシも行こうと思っています(*^m^*)

*おまけ*

物販で売ってた伊能忠敬図に書かれているコンパスを
コースターにしたヤツ。

並べて額に入れてみた。

予想通りイイ感じ

 


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トップの道具は「量程車」
車輪の回転を歯車で数えて距離を測ると言うもの。
今もこういうのあるよね。


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