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がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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小説・百十踏揚のススメ

2014年06月01日 | ・『百十踏揚』を読ム

(本日2投目)


思えば、琉球歴女の会で
毎回話にのぼるのがこの本。

『琉球王女 百十踏揚』
(与並岳生著/新星出版/2003)

テンペストよりもこっち。

これはもう、琉球歴女必読の書に指定してもいいかもしれない。

このブログでもカテゴリあるし
何度も触れているのですが
それでもまだまだ「読んだことない」または、
「知ってるけどページ数に圧倒されて…」
という人が多いみたい。

でも琉球史、特に阿麻和利・護佐丸あたりが好きで
この本を読んでいないというのは
ほんっっっっと~~~~に損してる!!
(ちなみに再演の声多し現代版組踊「百十踏揚」もこの小説がベース)

そこで、「小説・百十踏揚」を読むためのコツ、
失礼を承知で改めて書かせていただきます!

 

【1】

表紙に惑わされるな!

表紙と物語の百十踏揚、
ハッキリ言って全くイメージ違います。
劇画タッチだからというのもあるかもしれませんが…
とりあえず、表紙の絵から受ける
とっつきにくい(っていうか怖い…)印象は無視してください。

物語の百十踏揚は、
もっと健気で姫でかわいいです。

ワタシはそっこーで表紙とっちゃいましたよ…。

 

【2】

うんちくは飛ばしてOK!

物語の最中にわんさか出てくるうんちくの嵐!(笑)

物語の進行リズムを妨げていると
思わず思ってしまうほど…(^^;
(うんちくが数ページ続く時も)
「あ、また出た」と思ったら
目でざーっと追うだけにして飛ばしましょう!

大丈夫。飛ばしても物語には大して影響ないから。

うんちくは2回目、3回目と
再読した時に読めば楽しいかも。

また多少分からない単語や専門用語が出てきても気にしない事!
最初から100%理解しながら読む必要は無いんです!
個々の単語ではなく「物語」を楽しんでください(^^)

 

【3】

おいしい所だけを読むのもあり!

阿麻和利や護佐丸から琉球史に興味を持った人は
阿麻和利が登場して阿麻和利が死ぬまでを読んでも
充分に楽しいです。
具体的にいえば、6章~12章まで。

そこがこの小説の1番おいしい部分です。

もちろん1章から読んだ方がいいにこしたことはないですが、
普段小説とか読まない人は
おいしい部分だけをまずは読む
っていう方法もありかと思います!

ちなみに大城賢雄ファンなら
最後まで読むことをおススメします(笑)
(泣かせるんだな、これが…)

 

【4】

文庫もあるよ。

個人的には分断された文庫よりは
1冊のハードカバーがおススメ。

でもこれは個々人の好みです。

文庫で阿麻和利の部分は3巻かな?

 

 

以上!

ホント、だまされたと思って読んでみて。

特に女子!
胸キュン要素もばっちりですよ。

いい意味で「だまされた―!(≧▽≦)」ってなるから(笑)

ワタシがおススメして読んだ人、
全員はずれナシです!

『百十踏揚を読ム』カテゴリにある過去記事も参考にしてみてね!

 

ちなみにワタシの初読の感想はこちら

大河ドラマ化しないかなぁ…。

 

   

与並岳生さんの本、いくつか読むけど
ワタシは「百十踏揚」がダントツで好きです!!

コメント (4)
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【再掲載】墓アクセス/鬼大城賢雄/尚巴志/阿麻和利

2014年06月01日 | ・琉球史散策/第一尚氏

第2回琉球歴女の会でも、
今回の第3回琉球歴女の会でも犠牲者発覚!

思わず、
「あ~あ~あ~……(ノД`;)」
 

大城賢雄(鬼大城)の墓参りは
知花グスクの裏手から行くべし!!

 

今回もカナサの京子さん似のきれいなお姉さんが
表ルートからの犠牲になったようなので
何度もブログでも書いているんだけど
改めて、再掲載!!↓
(オリジナル記事は'12.7.17)

知花グスク(沖縄市)にある大城賢雄(鬼大城)の墓の
近道を教えてほしいとコメントいただきましたので、
改めて地図付きでご紹介します。
 
一応過去記事でも紹介もしてあるので
こちらも一緒に読んでいただけるとより分かりやすいと思います。
 
地図はこちら(※上が北です)↓ 


↑クリックすると拡大します。 

 青がいわゆる正規ルート、赤が賢雄のお墓への近道ルートです。

正規ルートである、「知花グシク」の案内板の
1つ手前で左折、がポイントです。
(民家↓があります)

あとは山の麓を目指すようにぐるっと周りこめばOK。

一本道しかないので簡単ですよ。

でも道は小さいので気をつけて下さい

 
 
この階段1本で行けます。
 
まー簡単!!
 
ちなみに表ルートから行くとこうなります→ 
 
知花グスク、鬼大城の墓の過去記事→      

 


 

ついでに、コメント欄で詳細をアップしていた
尚巴志の墓と阿麻和利の墓についても再掲載。

 

【尚巴志の墓】読谷村伊良皆

まず文字ガイド↓
58号線東側の嘉手納弾薬庫エリア内。
国道58号線と県道6号線のぶつかる「伊良皆」信号を北上し、すぐに右折。
鉄塔下にある砂利の1本道へ左折。
突き当たりまで進むとサシジャー(イーヌカー)と呼ばれる泉水がある。
その左手にある、佐敷森と呼ばれる森の奥にひっそりとある。(サシジャーからは徒歩)


この石碑が目印です。
この石碑からもっと奥に行けばOK。

おまけ。ぜひこちらもどうぞ↓
http://blog.goo.ne.jp/wa_gocoro/e/678c93672897702ef2c7b6d98e600d2b

マップ画像↓
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/36/4fd489c32de00714abee05c92c7951fd.jpg?random=1a194762ec9e6d536ad571e4293a4582

 

 

【阿麻和利の墓】読谷村楚辺


文字ガイド↓
古堅小学校北側(通用門側)の住宅街の一角にある。
墓の手前には個人の菜園がある。
写真はたとえばこちらをどうぞ。
http://blog.goo.ne.jp/wa_gocoro/e/1cb20ece199bee5665d0771d3da9ad06


マップ画像↓
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/73/7e3441c07bae4730e768dfb9e0af48fe.jpg?random=4e18ab3bc0ea7a686e8d0471d91c836f
おまけでマルチャバタキと居酒屋護佐○情報つき(笑)
※マルチャバタキはここじゃないことが発覚。米軍基地トリイステーション内のようです。

ところで阿麻和利のお墓周辺の工事、
どうやら個人住宅建設のようです。
雰囲気だいぶ変わってました(^^;)

 

 


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