がじゅまるの樹の下で。

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安谷屋グスク

2015年02月08日 | ・琉球史散策/第一尚氏


若松公園内(?)にある北中城村の安谷屋グスク。

最初、若松の墓のある丘がグスクだと思ってたら
隣の丘でした(^^;
(エリアとしては一緒と思っていいのかもしれないけど)

↑曲がりくねった道。

多分、ここが本来の正門のトコ?
(グスク構造の特徴→直線だと攻められやすいから敢えて曲げる)

 

緑のトンネルに、
拝所(香炉)がごろごろ。

「ウミナイ神」と書かれた石が2つありました。

ちょこっと石積みもありました。
でも「沖縄のグスクめぐり」(1996)を見たら
立派な石積みがもっとむき出しになってる写真が…。

すっかり草木に覆われてしまったのかな。

 

 

安谷屋グスク、
案内板は見当たりませんでした。

上記の本による言い伝えはこちら↓



安谷屋グスクの安谷屋按司は
金丸(尚円)のクーデターの際に
鬼大城と共に国直グスクを築き
新・政権に立ち向かう。

しかし、彼らはしだいに押され、
鬼大城も知花グスクで散る

安谷屋按司はもはやそれまでと、
身を隠したという。

反乱軍を鎮圧した金丸(尚円)は
息子の若松を新しく安谷屋按司に任命した。

その後、尚真の時代になると
首里に召され上間村の地頭職につき、
章氏の始祖になった。

 

 

グスクにあったイーヌカー。

 

 

 

石で囲まれて立派なカーでしたが
すっかり枯れてしまっています。

 

 

こちらはグスクの麓にあった
安谷屋集落の根所(発祥)の火ヌ神。

周りもキレイに整えられていて
今も集落の人たちに大切にされていることが分かります。

 

 

安谷屋グスク…
入口が分からなくて迷ったのですが、
この火ヌ神の所から中に入れます。

公園から見ると
テニスコートの奥側、
と言うといいでしょうか。

ご参考までに。

 


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