今日は海の日。
ということで、過去にUPした海写真の一部を再掲載。
海と一言で言っても、
日の出(★ ★ ★ ★)や日の入り(★ ★ ★)の時はまたガラッと雰囲気が変わるし、
夜の海なんかも神秘的で素敵。
それでも、
やはりこの晴れた日の青い海には、
いつ見ても、
ウチナンチュでも、
テンション上がりますよね。
そしてこの透明度。
思わず全く用意がないのに
ざぶーん!と服のままダイブしたよ。
(そしてぬれたまま帰宅(笑))
本土の人にとっても、
現代に生きるウチナンチュにとっても、
沖縄と言えば
海!
しかも
青い空!
青い海!!
白い砂浜!!!
先日放送されたRBC特別番組「おきなわMOSAIC」、
#残したい沖縄
でも、海が断トツでトップでした。
まさにこのような。
+
このように定着しきった
沖縄=海
のイメージですが、
このような、
いわゆるリゾートとしての沖縄の海というのは
沖縄が復帰した1972年、
「沖縄振興開発計画」の中で
戦略的に作られていったイメージなのだとか。
そうです、海洋博です。
名前からも分かる通り、
海をテーマにした一大イベント。
この時に沖縄の海を観光資源として大きく売り出し、
マリンリゾートを目的にした観光客も増加。
そしてそれは現在も続いている…というわけです。
(ちなみに、
じゃあ復帰前までは、沖縄に旅行に来る人は何を目的にしていたのか
というと、沖縄戦の慰霊旅行なのだそう)
なので、歴史的にながーい目で見ると、
沖縄=海ー!!(ウェーイ!)
ってなったのは、ここ最近のことであって
意図的に売り出されて定着したイメージ、
ということになります。
だから、復帰以後の時代に生まれた私としては
「沖縄と言えば海!」っていうのが既に出来上がっていて、
それが当たり前の感覚だけど、
もしかしたら、復帰前の、戦後すぐ生まれの方などにとっては、
「沖縄と言えば海!」とはまたちょっと違った感覚があるのかもしれませんね。
年配の方だけに #残したい沖縄 を聞いたら
もしかしたらまた違った結果になっていたのかも?
青い空、青い海、白い砂浜自体は
今も昔も(王国時代も)、
変わらずそこにあったものだけど、
最近まではそれが価値あるもの、地域の宝(特色)、だという事には
気づいていなかった、活用していなかった。
復帰後、それを見出し、活用し、成功・定着した。
しかしそれは同時に「THEリゾート沖縄」による
弊害や矛盾(リゾートホテル建設による自然破壊など)
という面も生み出してしまった。
観光立県沖縄、まちづくり、まちおこし…etc
このリゾート沖縄の歴史・出来事からは
色々と考えさせられるし、
良きも悪きも学ぶべきだな、
と思った次第です。
以上のような内容にも触れた
先日の浦添市市民大学公開講座で紹介されていた本。
『沖縄イメージの誕生』(多田治著/東洋経済新報社)
読んでみたいと思います。
参/
RBC特別番組「おきなわMASAIC」
浦添市てだこ市民大学公開講座「浦添・沖縄の歴史とその可能性~足元に眠る『宝』を掘り出す~」