阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

何のための政治?

2007年01月11日 23時57分00秒 | 政治
 今年は選挙year。新年早々、4月の統一地方選挙、さらに7月の参議院選挙に向けて連日慌しく動いています。安倍政権が政権末期を思わせる失策を重ねていることもあって、衆参同一選挙もあり!? の雰囲気が日に日に強くなるようです。 

 新年の挨拶まわりや会合において、安倍首相の感覚が庶民感覚と決定的にズレていることが話題になります。「残業代ゼロ=少子化対策」との発言は決定的でしたね。どう考えても生活観が欠如していると思います。「ももりん」さんが書いて下さった下記のコメント、その通りだと思います。

首相→「家で家族そろって食卓を囲む時間はもっと必要ではないかと思う。」
国民→「家で家族そろって家計を心配する時間が増えたと思う。」

 残業代がなくなるとお給料が減り出産、教育費に余計不安を感じるのが普通の感覚ですよね。そんな感覚が一切欠如している人ばかりが国の政策を決めている政治、早く変えなくてはなりません。

・・・こんなことを書いていたら、ちょうどテレビ朝日の「報道ステーション」で、ホワイトカラー・エグゼンプション(残業代不払い法案)は、ブッシュ大統領が小泉前首相に要請したものと報道されていました。米国企業が日本に進出しやすくするために、日本にも同様の制度の導入を求めている、とのことでした。

 小泉前首相が国会を解散してまで導入した郵政民営化も何のことはない、アメリカ政府の年次要望書を受け入れたまでのこととは良く知られています。

 政治評論家・森田実氏 http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C02030.HTML

 そして、このホワイトカラー・エグゼンプションの導入、そしてそのためのなりふり構わぬ詭弁(にさえもなっていませんが)は、まさに米国のためなら何でもする「小泉・安倍米国出先機関内閣」の本質を現していると思います。国民の生活より米国の大統領に誉めてもらうことの方が大切なんですね。よくわかりました。


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