「大自然の偉大な力」を借りて観た。
なんか、手塚治虫の「火の鳥」を読んだ後みたいに考えさせられる内容だった。
本編は大自然の変化で、ガラパゴスに住む動植物が大量死してしまうことがあるという内容だったけど
そのDVDの特典映像では
移住したり、観光に行った人間たちの影響が特集されていた。
それによると、
なんと、現在は、
自然そのままの状態であるはずのガラパゴス諸島に人間が大量に住んでるらしい。
そして、人間たちが持ち込んだヤギがゾウガメの存在を脅かしてるとして
ヤギを1頭残らず撃ち殺してしまったということだ。
ガラパゴスの自然を守るヒトからしたら、ゾウガメの命の方がヤギの命よりも大事なんだろうけど・・・。
なんか、考えさせられちゃうよね。
ナマコがアジアの市場で高値で売買されるとなると、ナマコの乱獲がおこり、
フカヒレが売れるとなるとサメの乱獲。
どちらもガラパゴスでは絶滅寸前となったらしい。
最近の映画で「地球を救うために人間を滅ぼす」っていうのがあったけど
まさに人間の商業活動が諸悪の根源な気がするよね。
でも、
その人間も地球が生み出した命だし・・・。
う~ん・・・。
難しいよね。
このことを考えると、何が正しくて何が悪いのかなんてわかんなくなってくる。
実は悪者なんて一切存在しなくて
全ては自然の摂理なんじゃなかろうかっていう気もしてくるし・・・。
このことを考え出すとそうそう結論は出ないような気がする。
しかし、
第1巻、第2巻ではガラパゴスの素晴らしさを強調してて
観たヒトに、「ガラパゴス諸島に行ってみたいなあ」なんて思わせておいて
第3巻で訪れた人間がいかにガラパゴスにとって害悪かを訴えてる内容だから
BBCもなかなかやるなあって思ったよ。