デビッド・ボウイのアルバム「ジギー・スターダスト」を聴いたのは
高校時代の友人の家でだった。
その友人T氏の音楽の好みはヘビメタからパンクまでとても幅広くて
彼から、ずいぶんといろいろなミュージシャンを教えてもらった。
その中の一人がこのデビッド・ボウイ。
彼は、このアルバムのあとのデビッド・ボウイの作品群をお勧めしてたけど
ボクはこの「ジギー・スターダスト」が一番傑作に思えたなあ。
オープニングナンバーの「5年間」(Five Years)からラストの「ロックンロールの自殺者」(Rock’n’roll Suicide)まですべてが良かったよ。
音程が安定してなくて、か細いボーカルの声といい、
ちょっとショボメのアレンジといい、
すごくいい感じだったなあ。
ちょっと奇抜な格好には違和感を感じたけど。(笑)
BBC制作の「みんなロックでおとなになった」によると、
「とにかく、売れるためにありとあらゆることを試した」なんてデビッド・ボウイ自身がコメントしてたけど
まあ、ホントにこのアルバムは傑作だと思う。
他のアルバムはそんなに好きになれなかったけどね。
でも、1枚だけでも、こんな傑作が作れたなんて
やっぱ、すごいことなんじゃないかと思うよ。