私のシエンタモービルで、まともに立ち上がっていないバンドに21MHzと24MHzがある。ここで言う“まとも”とは、ボトムSWRが1.3未満になったアンテナが1本でもあるバンドを指している。ちなみに1.3以上1.5未満のアンテナしか無いバンドは、仮状態と言うかオマケ状態と位置付けている。まぁ早い話、現状の21MHzが仮状態だ。
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ところで、もう3週間ほど前になるが、同級生ハム仲間と対面談笑する機会があり、その際にRGナントカ(名称を忘れてしまった!)という、58/Uとは異なるもっと細い同軸ケーブルをパッチンタイプのフェライトコアに6回巻きした短いケーブル(以下“コア6回巻きケーブル”と表記。)を貸してくれた。
これをアンテナアナライザーで測定する時に追加することで、コモンモード電流の大幅な減衰と同軸ケーブル長さの微延長を実験してみては?との提案だ。これによって、既存の同軸ケーブルには一切変更を加えずに測定することが出来るというものだ。
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と言うことで、今春にペンディングしたCOMET_HA021(エレメント長さ&取り付け状態は、購入時のまま。)のリベンジを試みる。
具体的には、①自前のチェックケーブルのみ、②自前のチェックケーブルにコア6回巻きケーブルを追加した場合の2パターンで測定。これらにケーブル長さ150mmに加工したMAT50でマグネットアースシートをシエンタボディー(天井)に貼り付ける。測定結果は以下のとおり。
① 自前のチェックケーブルのみ
f0=21.384MHz、SWR≒2.0、Z≒50Ω、帯域なし
② 自前のチェックケーブル+コア6回巻きケーブル
f0=21.368MHz、SWR≒1.8、Z≒31Ω、帯域なし
う~ん、多少の差は有ったものの、モノ(コア6回巻きケーブル)の割にはイマイチだと思う。と同時に、「そもそもこのアンテナ、まともに立ち上がるのか?」とも。
と言うのも完全な記憶じゃないけど、このアンテナはイプサム時代@2006~2015年にもトライしていて、もう記録は残っていなけど確かハチャメチャな結果が出て、ペンディングしたまま自然消滅になった経緯があることを、前述の結果を見ながら思い出した。
更に、ボディーの面積がシエンタより広かったイプサムでさえハチャメチャな結果だったことに気付き、「そもそも、このアンテナはまともなのか?」、「他の21MHz用アンテナだったらどうなるのか?」という思いが強くなり、それを先に見てみることにした。
と言うことで、次は、他の21MHz用アンテナでバンドリベンジを狙おうと思う。
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