カムバック後の3.5MHz用アンテナは2本立ち上げたけど、いずれもCW用でありSSB用に調整したものは無い。しかし、季節は秋から冬となり、「時季的にSSB用に調整したアンテナも欲しい。」と思うようになった。
そこで今回、某ハムショップのセールを期待していたところへタイミング良く開催してくれたので、それに便乗して走行使用が出来る長さであるDIAMOND“HF80FX”を購入してみたので、調整していく。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :3.5MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)×2枚
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500)
・その他 :目いっぱいステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=3.540~3.550MHz付近
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まずは現状把握、伸縮エレメントを目いっぱい縮めた状態で測定。結果はf0=3.616MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=3.606~3.626MHz(3.616MHz±10kHz)であった。まぁある意味想定どおりの狭い帯域であることと、3.8MHz帯には届かないことが確認できた。
次に、伸縮エレメントを目いっぱい伸ばした状態(+98mm)で測定。結果はf0=3.495MHz、SWR≒1.00、Z≒49Ω、帯域=3.485~3.505MHz(3.495MHz±10kHz)であった。一応バンドエッジより低く出たけど、あまり余裕は無いねぇ。まあまあまあ。
これを踏まえて、伸縮エレメントを-40mm、-3mmと縮めてトライ&エラーを繰り返す。最終的にf0=3.546MHz、SWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=3.536~3.556MHz(3.546MHz±10kHz)になり、作業終了とした。ちなみに、伸縮エレメント最長状態に対して55mm縮めた状態となった。
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3.5MHzSSBモービルの個人的な実績だが、15~20年くらい前に今回と同じくHF80FXを使って1~2QSOだったと思う。今回のアンテナ調整結果は当時の調整環境(①任意長の同軸ケーブル、②MAT50×1枚)より遥かにマシなはずだが、それでも結果を出すのは難しいと見ている。
一応、このバンドで走行モービル運用することを想定して、念のためFC-50は備えているけれど、やっぱり本命はチューナレスだ。実際それでどこまで行けるのかは未知数だけど、何とか今回の調整の成果が現れる運用が叶うことを願っている。アンテナさん、よろしくお願いします~。
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