本当はFTDX10Mなどのラック関連を進めたいところだったけど、久々に約束or依頼系の予定が無くて晴れる天気予報のOFFの日だったので、アンテナ調整に充てた。「まぁ、ラックは雨でも出来るし。」という単純な理由で、WXを重視した。と言うことで、今の条件下(MAT50×2枚、ステルス処理)で未着手だった18MHz用のアンテナを調整していく。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :18MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500、視差軽減対策を試みる)
・その他 :目いっぱいステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=18.120MHz付近
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このアンテナは、今夏にレポートした漏水が発生している。おそらく原因は熱収縮チューブのどこかに穴や亀裂が出来ちゃったんだと思っているけど、そのお陰でSWRが高くなったり同軸ケーブルに水が回ったり等の実害は、今のところ発生していない。
とは言え、何時そんな事案に発展するか分からないので、14MHz用にエレメントを延長して使っていたHFB-17にステルス処理を施して調整していくことにした。
そのステルス処理によってエレメントに布絶縁テープを巻いたため、実長さが最も長い状態、つまり標準エレメントの挿入長さを最小にして1回目の測定。結果はf0=16.822MHz、SWR≒1.10、Z≒43Ω、帯域=16.738~16.906MHz(16.822MHz±84kHz)であった。とりあえず現エレメントで何とかなりそうな雰囲気は感じた。
ここで取説を見て、周波数変化量を確認。その結果、HFB-17は10kHz/mmが目安とのことで、エレメント挿入量を増やして実長さを-50mmにして2回目の測定。結果はf0=17.231MHz、SWR≒1.07、Z≒44Ω、帯域=17.142~17.320MHz(17.231MHz±89kHz)であった。
この結果からの周波数変化量を計算、実績ベースで8.2kHz/mmであることを確認し、エレメント長さを標準状態で挿入長さMAXの-65mm、以降は両頭グラインダーで-39mm、-5mm、-1mmと削ってトライ&エラー測定。結果はf0=18.121MHz、SWR≒1.02、Z≒48Ω、帯域=18.022~18.220MHz(18.121MHz±99kHz)となり、作業終了とした。
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ここまで周波数が高くなると、帯域が実用範囲を網羅、と言うか18MHz帯は100kHzと狭いのでバンド内どこでもOKなので、非常にありがたい。あと、過去を振り返ると18MHzは11月でも国内近距離が開くことがあるので、装着アンテナ2本中1本を18MHzにしておくのも1つのプランかもしれない。はい、いつもの「あ~でもない、こ~でもない。」をやっていきますね。
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